ハイスクール・オーラバスター 烈光の女神2 (集英社コバルト文庫)
- 作者: 若木未生
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: Kindle版
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最初の忍様がいいですね。
我が、我であらんとする限り、我は刃なり。生命力ってものを持ってる神様は、いいです。
ヤツは寝ていてもちゃんと働いてて偉いよ…すすぎちゃんも送り出したしね。まあ見てるだけとも言う。
きーさんと諒のコンビはどうやっても場がシリアスにならないので素敵ですね。本当に仲悪いなおまえら。どうしょうもないくらい合わない人たちね。でもそれくらいがいいです。格別な愛情を持つ相手だと、十九郎みたいなことになる。
現実世界でもそれは言えてますが。格別な愛情のない相手の方が、仕事がやりやすかったりします。
なぜ、生きる?
信頼なんて怖すぎてさわれない。縋ってしがみつく芸当しかできない。
それたぶん、大部分の人がそうですよ。うっかり幻想を信頼ってものに抱いて、自滅するわけで。
蜃気楼を、現実にするために歩き始めるのって、直江くらいじゃないとできません。
生まれてきたことは、もうしょうがない。だから、戦おう。
あいつがいるから。縋って、食いつぶす。違うだろう?そんなもの、誰かのせいになんかできやしない。誇りと自由を失う。いのちが、自分のものでなくなる。
「俺が!俺だからに決まってんだろ!!」
俺はわがままなんだよ!
くっそうだから私はきーさん好きなんだよ!大好きだよ!なんでこんなに君は健全になってまあ!
初期のころのきーさんとは比べもんにならない正しい子だ。
そうだよ、俺が俺だからよ!依存とか憐憫とか欲望とかもうそんなんとぱらって自分なんだ!あーきーさん素敵!大好き!!
それでものすごくいい感じになったら次にくるのが皐ちゃん。
…ふふふ、あなたのパンチ胸にずしりと(by諒)
いや、皐ちゃんの言うことも間違いじゃない…というか私のなかの天邪鬼な部分が見事に同調する境地に居るというか。
そしてうっかりすると、皐ちゃんのようになるんです、人間。そういうもんだ。
チューニングが合い続けてもきつい。
チューニングがさび付行き始めてるのは十九郎。
んー、ますます合ったきーさんと十九郎の関係はきついんじゃなかろーか。とね。
まあこれはこれから先の話。十九郎君ってどうしようもなー。
『ていうか信じろ』っていうのもきついもんだ。
崎谷家が見事に崩壊しましたね。
いやいや、しょうがなくないですか。そりゃ自分の息子がちんまいときから「オーラが…」とか言い始めたらあせるよ。話聞いてくれないとかもうそういうこと言ってる亮介にもまだまだ甘えがあると思います。ちょっと遅い反抗期にしか見えませんぜ。派手だけどな。
でも確かに亮介は今まで不必要な方向で「家」というものにとらわれてたと思うので。
こういう反抗期でもいい気はします。それにしたって言いようはあると思うが。
やっぱさ、親子っていうのは簡単なようで難しい。
亮介と諒をきっちり回収してくきーさんはもうなんか千秋みたい。
皐さんはさらにいい感じなこと言ってますが、この人ロマンチストやわ。友人にそこまでの過剰な重さを置くのは君くらいじゃ。
損得も無意識にわけて、でもそこにほんの少しの情があったらもうそれでいいと思う。
きーさん素敵。
今頃になって嫌うなよ、俺のこと。仕返しに好きになるぞ!この台詞大好きです。きーさん好きすぎて困ります。
里見さんの意見に珍しく一発で同意しました。ホント珍しい。彼らを不必要に信じないのは亮介の傲慢。でも心の隙がない状態でなら出来ることも、出来ないときはあるんです。