伊勢 2009.10

伊勢と鳥羽に行ってきました。
部活の親善旅行(今更)だったのですが、行った先がただのミラツアだという話。確かにおかげ横丁をリクエストしたのは私だがなんつうかこう…。。
 
1330に出発して1500には到着しました。他の車の遅刻により多少おはらい町を散策したり。神嘗祭やってるみたいで、おみこしが通ってました。
というわけで伊勢神宮と言ってますが行ったのは内宮だけです。
まあ他の歴史にかけらの興味もないような方々と外宮を回るのもなかなか厳しいものがある、それくらいわかってるぜ。

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宇治橋は工事中。仮橋を通って入ります。いいもんあの橋をじっくり横から見れるんだぜ…!あの橋のすべてを…!(反対からは見えないって)

そうやってなにもかも、愛せぬものは砕いて橋を渡るのか。

この文章が私はすごく好きです。
橋を渡ったらもう戻れない。幾度そういう選択をして生きてきて、そして生きていくのだろうと。
後ろを振り捨てて、捨てきるためにも自分を愛せぬもの、自分が愛せぬもの、すべて砕いて歩いていく。
その信長の生き方も、それにこういう形で異を唱える元春も、わかるようで切ない。
 
五十鈴川は川自体も、最初に心が還って「想いは山河に沁みこみ決して消えることのない」というフレーズが思い出されます。
そしてふと目線をあげると「きれいな森だ」という直江の言うとおり、浄化されるような森が広がっている気がします。あのシーンも半端無く好きです。と続けていると結局全部ということになってしまうが…。

「もう一度、信じようとしている」というのが、ものすごく今私には難しいし、全くそんな器がないことがわかってしまったけれど、それでも高耶さんが400歳(笑)にして成長?して至った境地だとしても、21歳な分成長率は大きいはずだ、たぶん(いや…)。
努力することはできるはず。
だが難しいんだよな…。信じて仕事を任すことができなくて自分で全部やっているのはただの独占欲かしら。信用は難しくないかしら。自分でやった方が早いもんね。
それと同時に思うのは、「前を行く彼がどれほどの風を真正面から受けてひるまなかったのか」ということ(熊本編の直江)。私がやっていることは所詮サブの仕事だから、きっと仕事をやっているようで、そんな面じゃない、もっとたくさんのことを、違う方面のことを、常に彼女はやっているはずで。

 

参道のあたりから少しずつ天気が悪くなっていきました。前回も雷雨といった感じだったんですが、またか…と思いつつ。まあいいです。こんなところで高耶さんと譲とシンクロできるかと思えばむしろ天気なんて悪くなれ。
御手洗場。ここ、半端無く美しかことでした。けぶっている上流の景色も、水のきれいさも。…ただ禊する深さではない、ような…?

 

幸せになれ、という言葉。
信長の言葉は、いつも深い。深くて、でもそうじゃないと言いたくなるようなときもある。
目をつぶって幸せを享受するのは、ぬるま湯につかっていつか死にゆく動物じゃないのかというか。(でもたまにそれがうらやましくなる)
あの人はだれよりそういう生き方を否定したかったような気がするのに、どうして他人にそれが無上のものだと示すんだろう。

 

二の鳥居は森林浴気分でした。だってそうじゃないとなんか叫びそうになった。ここ、結構また正宮まで距離あるよね。でもここから先が全部弥勒の巣だったわけで(え…でっかくね?)
おれは、おまえを守りたかったんだよ。
譲ちゃんがしたかったことは、ずっと、やっと、39-40巻あたりで果たされた気がする。
ここから出てきて嶺次郎に「ありがとう」って、「また会える」って言ったわけで。
ここ、どう思いましょうか。高耶さんはまた会える気だった気がする。(ていうか「いやちょっと無理」とか言わないとは思う)でもこのときすでに色々ボロボロだったのに。

 

荒祭宮の看板が見えた瞬間、先輩に断わって突っ込んで行きました(だってみんな正宮しか行きそうになかったんだもん…)。
結構距離がありましたが、そんな気持ちじゃないくらいはやる気持ちだったと思う、高耶さんもてっちゃんも。そしてそれからの絶望を抱えて戻ってきたときも。

わかってる、賭けの勝率は正直低かった。その正直低い確率にかけてがんばるよりももっとやり方はあったかもしれない。もっともっと、探せばあったかもしれない。回りがそれを許すような状況だったら、高耶さんがあんな性格してなければ(それ言ったら裂妙星もそうだ)、もっと言えばあの人生を歩んだのだって直江との約束っていうか最上のあり方にかかわってくるわけで、まあつまりそこをごちゃごちゃ言ったら色々なものの根幹が否定されるわけですけれども。
ただ「もっとわがまま言ったってばちあたんねーよ!」な気分だ。
終盤になるにつれて彼らはどんどんエゴを…美しく、しているように思えて、ときどき、つかしょっちゅう歯がゆくなる。歯がゆくなることすらできなくなって、そして耀変黙示録終わった後あたりからはもうこっちが連城(to榛原)モード。
こう考えると耀変黙示録の頃の信長は実は結構休息の時間をくれてたんじゃないだろうか…。(いや高耶さんは休んでなかったか)終わりのその先をみるために。

観光客も少なくて、静寂な場所でした。
実は正宮よりも。朗々とした声で祝詞を唱っていた方がいました。そして私も含め3人女性が一人で来て去って行きました。(仲間か?)のろいか?
さて直江が高耶さんに呼ばれて巣の中で歩いていた時よりよほど雑念まみれでそして情緒なく歩いて正宮にたどり着きました。
 
…?…??
正殿からの帰り道の式年遷宮の地って(新御敷地)…古殿地??
今は木の塀で囲まれて見えない地ってこと…?????
 
そっかあ。
 
なんで持統天皇はこういう制度(場所も変える)にしたんだろう…と立て看板見ながら階段下りて振り返って気づく。
信長VS直江階段!
たとえばチーム夜叉衆、信長と幾度となく戦ってきたであろう高耶さん、それから随一の直高野郎の千秋、そして直江。
こう並べると千秋が一番自分のことじゃない理由で戦ってる。…ぱねえ。

この直江もぱねえ。信長は、幾度となく、もう高耶さんが言えなくなってしまったことを、直江に、究極の形でつきつけていたような気がする。
ファイナルステージになるにつれて、どんどん直江好きーかつ殿好きーになったのはこのあたりの理由のような。

 

楽殿御朱印をいただこうと列に並んでいたら、前に並んでいた女性二人が(たぶん初の方)「そのスタンプ素敵ですねー」と言っていて正直腰が抜けるかと思いました。そうか横文字にしたらスタンプか(いやそういうことじゃない)。
しかしそれに気を悪くするどころかにこにこ会話しながら書いていた方もすげえと思いました。人間ができている。並みじゃない。いつか私もそういう失礼をしそうで怖いことだ。

これ結局どうなったのかしらん。

さて内宮を出ておはらい町へ向かいます。
まず高耶さんが寝ていたと思われる中井屋と直江が折鶴作ってたと思われるすし久。ここ、ミラスポットじゃなくとも素敵な外観なのでつい目がいってしまいます。

赤鯨衆がちゃんと有名菓子屋を占領してくれたおかげで、全く怪しまれることなく赤福本店へ。
伊勢だよりという今日の日付が入ったものもがっちりつかんだら友人が、「それって例の事件のあとからもらえるようになったのかな…」とポツリ。いいんだよそんなこと気にすんな!

ここの漬物のキュウリは有名だ!というわけのわからない先輩の主張により、キュウリの漬物を丸かじり。…なごんだことだ…。

あとは甘酒飲んでーの、組みひものストラップ(伊賀の)買いーの、で戻りました。
衛士さんがコート来ていて、一緒に来ていた全くもってノーマルなはずの友人が、
「ていうかあの制服、金ボタンとかやばくない!?」
と言いだしたせいでひとしきり盛り上がりました。いやーヲタネタじゃなく盛り上がるのにも結構妙なテンション必要ですわ。

泊まる場所は鳥羽近くの「戸田屋」でした。ついてすぐに温泉に入って、そして出てきた夕食は全部伊勢名物。量が多くて大変だった。
なにより大変だったのは顧問の教授御手づからビール瓶を二刀流で構えて「グラス空いてるよ」をやってきたことだ(空いていようがなんだろうが、とりあえず一気して注いでいただいて一口つける、という…作法?)。いやいやちょっとなにその飲ませたがりさん。「最近若い子たちの飲み会に誘われなくてさみしかったんだー」じゃないよ。びっくしした。


        

その後は部屋に戻って二次会。…下ネタの嵐やったわー…。
ymちゃんが自分の夜の生活について赤裸々に語りだす。あのリズムを手拍子したことは一生忘れない。やさしかったから、好きになった。ふーん。
siy先輩が一番びっくりした。そっか、sho-ちゃんのこと知ってたのか…。どうせ知ってるんでしょというあの言い方忘れない。ちょっと怖かったし。でも友人以上には思えないっていうのも正直だと思う。そしてnnkちゃんですが。yukkyの同級生じゃん。「どこが好きなんですか」「胸」と即答するのもどうかと思う。
oir君はマネか。まあわかりやすい路線。というか自由人だったのか…そのキャラ設定にびっくりした。B型ですね。あのメイドの子かー。
tmuc先輩の、「今別れたいわけじゃないけどゆくゆくは別れたい、というかどんどん家にハブラシとかおいていくのをやめさせたいけどどうしよう」発言はわりと悪やなーといった感じです。tmuc先輩とykym先輩の仲が悪いんだったらたぶん私とそんなに仲よくならないで卒業するんだろうな。
knyn先輩はなんでaok先輩を振ったのかものすごい知りたかった。個人的には結構好きやし。妹さんがtacchanと付き合ってるけど所詮キープ君だとか。でもホテルによれた服着てきたら速効で他人のふりする。
kmnm先輩は…がんばってください。私の母校好きなんて嬉しい限りです。でも多いな、マザコン
kne先輩は、oj先輩のことはどうなんだろうと思っていましたが、そこは平気らしい。でもoj先輩のほうが今大変ならそれはそれでしょうがない。なんてkne先輩は大きいんだろう。
yk先輩の昔のコイバナは…つまりうっかり不倫になりかけたということでよろしですか?
そして噂のykym先輩。私のまわりにいる初めてのgayでした。いやまあそれはいいんですが、馴れ初めからじっくりしっかり聞いてしまった…。これ、もう私は楽しく、それは楽しく聞かせていただきましたが、男性はことごとくドン引きしていて、ああそういうものなのかーと思いました。(そりゃそうだ。一緒に風呂に入ったりするわけやからね)

●ッテン場で腕を掴まれて互いに運命感じて30分後にはbedinってはやっ…!「色々できておもしろいよ、でも、ああ俺らリバなんですけど、お風呂がやっぱ一番よくて、ローション塗って抱き合うのが至福で」から始まった壮絶なノロケにもうこっちが真っ赤ですわ。下ネタなんて児戯にも等しきことであった。今はもうlove is blindな状態と自分で言ってるのでしょうがない。あと今馴らしてる途中らしいので、やっぱこう…指入れるところから始まるんじゃないかという感じらしいです。実体験こわ。