The Phantom of the Opera 3

2幕

●Masquerade

仮面舞踏会、誰が誰だかわからない♪(見りゃわかるだろ…)なかなかマダム・ジリーとメグが仲良くてうれしい。あとクリスティーヌの衣装、なんとかならんのか。ダサくね?こう…数年前まで日本のペアでがんばってくれてたスケートの女の方の衣装…みたい…。なにげにクリスティーヌとラウルが会うことを邪魔してるみなさん。

○「まだ言わないで」と婚約さえしてるのに嫌がるクリスティーヌ。ファントムへの後ろめたさ、だろうか?

○ファントムのキチガイ衣装まじ自重wwwwwwwなにあれwwwwwww

 

●Notes/Twisted every day

○こうも露骨なひいきしてくるファントムがいたら、通常だったらもう手を切りたい…と思わないのかな。男声と女声のトップに自分が仕組んだなんて言われたらさ…。

○「クリスティーヌ、いやならやらなくていいよ」なんて甘やかすラウルは男として腐ってると思う。馬鹿か。

もういや! 彼に連れて行かれたら二度と戻れない、地獄の歌声が頭に響く♪というクリスティーヌに、「あの人頭がおかしいわ」とものすごく冷静にツッコミを入れるカルロッタ。

 

●wishing you were somehow here again

戦う相手はあのドン・ファ~ン♪が歌えなくてキレられるピアンジ。なに、なんなら認めるのよ!と嫌気がさすカルロッタ。「彼の歌い方の方が音楽性があるわ」思わずわが部活を顧みた。ファントムに言える?と聞かれ、「…も、もちろん言えるわ!」な、見栄はっちゃうカルロッタ超かわいい(わかったって)。

○墓場を訪れるクリスティーヌ。ますます素敵にソロを歌いあげる。父と死に別れた悲しさやさみしさと別れて、明日を生きなければ。

父(を想って寂しく生きる=ファントム)か明日(をくれるラウル)か、ってことですね。明日生きる力を与えてほしい♪なので…ね。

○父になりすましたファントムとのデュエット。最高。涙出るかと思った。

 

●the point of no return

この頃にはもうファントムの不調とか気にならなくて、この歌は最高潮だった。一気にファンになった。

こことかもうクリスティーヌ、完全にファントムの虜、に見えたナンバー(そのあとではがしてやるなよ仮面まで…)。迷っていたが、夢の、音楽の世界に行こうと決めた。

…いやいいんだけどね。なにもピアンジ殺すことないじゃない…。

 

●down once more/beyond the lake

○一緒に行く!というメグにダメ、というマダムが素敵。みんなを助けたい、ということばにマダムも動く。彼は天才だった、と…。

光なき我が心の牢屋(闇の中)に(来い) わが身を閉ざすのは何故なのか 全ての苦しみは醜い顔にある♪というファントム。だーかーらー、あなたが仮面をかぶっていてもうちょっとまともな行動してたらマダム・ジリーの元ででも天才作曲家とかなんにでもなれたでしょ!自分をわかってくれる人を探して頑張ってなかよくなりんさい!さらっちゃダメよ!

そんなファントムに「けがれは顔じゃなくて心よ!」というクリスティーヌ。正しいはずなのにおまえだけは言っちゃいけなかった気がするのはなぜだ。なんか引きこもりの息子がごちゃごちゃ言ってるのを叱ってるお母さんみたいww

奇形児として生まれ、母にもにくまれ、マスクで覆われたこの顔♪から思ったが、ファントムなりに母の面影(=すべてを受け入れてくれる人)を求めていたんじゃないか。

○ファントムの出した選択肢は二つ。ラウルを生かすとファントムを嫌いにならないでいる。ラウルを殺すと別にファントムを嫌いでいい。…そんなもん、どんな感情だろうと前者を選ぶと思うんだが…。。だって二人を手玉にとればいいじゃんみたいな…。

悲しみの涙は今憎しみに変わる♪悲しいのはなんだろう?父=夢=ファントム、その存在がすべて汚されたことに対してだろうか?

君を想ってやったのだ♪のラウルに心底ムカつきました。男が言い訳するんじゃねー!!命は惜しくない、俺を見捨てろ♪=ファントムを嫌いでいろってこと?そういうタイプ、だよねこのラウル。こいつ結構亭主関白だと思う。

angel of music、どうして苦しめるの?昔は心捧げたのに。(昔じゃだめなんじゃね?)絶望に生きた 哀れなあなた 今見せてあげる 私の心♪哀れって…憐れみは要らないとか言ってたじゃんファントム

クリスティーヌが思いっきりディープキスかました。

えっと…え、そういうこと…なの?ラウルまじ空気やし。涙目。キスしてる最中にファントムがすっげえクリスティーヌを抱きしめたくて抱きしめられない…そんな感じが泣ける。

…で、なにか伝わった?え、私はあなたにキスはできるよ、みたいな?心はあなた、体はラウル?え?なにその不実さ?あれ???

二人して出て行け 独りにしてほしい 行け、行ってくれ お願いだ!というファントムの叫び。なんかディープキスかまされて男の方が息切れしてるって…。もう行ってしまえ、という。でもそれは自己の否定なのかな。

○サルのオルゴールに合わせて歌いかける、仮面に隠れて 生きて来たこの人生♪だからクリスティーヌは知ってるのね、このオルゴールのこと。

○ここで帰ってこなくてもいいじゃん…。I love youとやっとファントムが愛に気づいたのにその瞬間に去ることないじゃん…。(ここ指輪を返す設定なの?気づかんかった…)あまつさえどんな時でも二人の愛は 決して変わらないと どんなときも二人は共に♪とか歌って消えてくことないじゃんクリスティーヌ!ちょっと待って、変わり身はやすぎんかい!!!!さっきキスかました舌の根も乾かぬうちに!

確認だったのかな。二人なりの。そしてファントムとの決別。でもthink of meでの言葉通り、そして最初のオークションのところでもあったように、決してクリスティーヌの心からは消えなかったんだろう。

我が愛は終わりぬ(…ここもごもご言っててなんだかさっぱり聞こえなかった!!)夜の調べとともに♪

そして追ってきたmobから逃げたファントム。残されたのは仮面だけ。ここでまたメグが来て、仮面を見つけて、すごく切ない顔する。(なんでおまえ全部知ってる顔してんだ)

仮面を外したファントム。仮面の下の獣を、クリスティーヌからのキス(というか心)によって封じたような。

 

というわけでわかるように、クリスティーヌがあまりに傑出してよかったので、別にファントムとラウルを見捨てて生きていける気がしました。

結局愛をとって、音楽を捨てたわけで、彼女は「オペラ歌手としての未来」も捨てた、選び取ったのはただ「好きな人と一緒にいる未来」なわけだ。…どうなんだろうそれは。

 

さて、さんざん男声が微妙と皆様を敵にまわすようなことをぬかした割に、その日の夜、ファントムに感情移入しすぎて泣けてきました。恋愛もしていないのに失恋したようなこの喪失感。どうしてくれよう。

たぶんCDのいっちーや祐さんを聞きすぎたせいですね。一緒に行った方は「あのファントムの高音が好き」とかおっしゃってたんで、たぶん個人的な好きな声と別のベクトルにすごい方だったのだ、と思うことにしてます。

あとは映画の見すぎかな?あれでラウルがいかにもなぼっちゃんだったので、まるで革命家のようなラウルに違和感を覚えたのでしょうね。