オメガの空葬―ハイスクール・オーラバスター (コバルト文庫)
- 作者: 若木未生,高河ゆん
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/07/27
- メディア: 文庫
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オーラバは今度春に徳間さんから出るそうですね。そしてもう徳間さんからは「オーラバスター・インテグラル」とかいうものまで出ているとか。…ぅえええ?私が浦島やってる間に!
さて、前作から怪しかった里見十九郎編。若木さんのblogでの小話を読む限りではなんかもう辛い辛いとしか言いようがないんですが。くっそー!!きーさんが一番きついわ!(私の愛情が深いから)
「もっと苦労をふやして、冴子をますますいい女にみがいてくださったっていいんですよ」
こういう冴子ちゃんの境地に至りたいものです。
どうして、こんなに…
美しい色彩たちの、邂逅だ。
偶然の寸暇にだけ実現し、夜の到来とともに儚く過ぎゆく夕景だ。
この空は…
あなたを愛しいと思う気持ちに、よく似ている。ってことですね亮介ちゃん!(直江!)
「女は、女であるばかりでは、女になれぬ」
難しい。女であるということは。まごうことなく女の性でいることは、男が男らしくあることと同じくらい、たぶん難しい。
修学旅行にカードと小さなリュックサック持って現れる冴子。ちょ…亜衣ちゃんは亮介さんのほかに冴子さんの面倒も見てあげた方がよかったんじゃ…??意外に修学旅行って団体行動多くて色々(服系)買えないもんだからな…
誰だよ魔道に堕ちるって!話の流れ的に里見さんかもだけどそれは嫌ー!きーさんが悲しむじゃないですか!しかも僕自身が討ちに行くってちょっと怖い怖い!とにかく、里見さんの件はさくさく終わらせて、そして亮介さん華麗に受験生!となってほしいものです。(もう怖くて怖くて)
「芸事は多くこなせた方が、…奉仕欲も自尊心も満足する」「芸術を冒とくしてナンボのそろばん勘定人生だ」…
里見君は発言が常にネガだな。
「あんたの都合は十九郎君の都合でしょ、十九郎君の都合は忍様の都合でしょ!!」「簡単に本当のこと言うなよ!」
容赦ねえな。冴子。
甘えたいきーさん。今まで甘えていた部分の空虚さに耐えられないきーさん。もっとゆっくりできたらよかったのに、十九郎君がそれをさせてくれない。
「眠るときも眠るところも、教えてくれなくていい。自分で決める」
エリザベートみたいですね彩さん。(一番この子が怖い)母とは時にそういうものです。
遠き地平からただ哀れむならば、それは娯楽と紙一重。
あわれむことを、幻将はしない。ただ、眠れと。
「説教はどうでもいいからあいつを助けてくれよ」
きーさんは疲れてつかれて、それで最後に残ったのはそれ。
「わたしたちは、嘆き恐れるために、現世にあるのではないでしょう」
もちろん忘れないことも忘れることも必要では。炎将が覚えていることで存在しているように。かおるちゃんは、残酷です。正しいけれど。だけど時に感傷に浸って、そしてまた歩き出したい。
そして十九郎君の今後がきっと、次なのよね!やばくね?これ私落ち着ける自信ないっすよ?あのblogでのきーさん見る限りないっすよ?十九郎→きーさんの守ってあげる感情もいい加減それが存在意義みたいになっていたし、日本最高学府に行ける天才にも関わらず神にあこがれてなりたくて近づきたくてなこれまでの人生否定もきついっていうか、じゃあちょっとくらい一般人としてかかわって行けると(親衛隊みたいに)思うけど!(なに言ってる)きーさん→十九郎ももっと埋めるか抱えて生きてくくらいの勢い来ないと!
あとがきで作者様が完全にうつでいらしたと。私の回りにはおおいからわからんでもないんですが、そうでない人への具体的説明としてときどき使う体験談です。