鳳凰飛翔 〜華焔、江を薙ぐ〜 (かぜ江シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 朝香祥,桑原祐子
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 1997/12/25
- メディア: 文庫
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もうね、こういう人だから劉備にはついて行きたくなるの♪って人。でもね、もう先について行く人見つけちゃったの、だからごめん、って感じだね。
「どうすればいいんだ!!」に「ど~しましょうねぇ」と返すタイプに慣れてるのが伯符様。慣れてないのが(慣れるつもりもないのが)程公。エンドレスだなあ。
前回一人で偵察に出ることもなくなったと思ってたけど、訂正。出ている。そしてそれに慣れきっている子明。この何年やってきたことかと思うと涙が出るぜ。程公は何度呆れたことだろうか…。
「亡き討逆殿に似ておられるのだ」さぞかし公瑾は意外だったに違いない。朱に交われば赤くなるんだぜ。
ただ本当に公瑾は内面がネガだから、それを無理やり理で包んでいるところもあって、二重人格者というか、外づらがいいというか。
伯言はもう有能さに涙が出てきます。さすが子明のあとに大風呂敷を畳んだ男なだけはある。ていうか子明よりも有能ちゃうか。あ、公瑾と似ているという意味を込めて。
もっと涙が出るのは子敬の素敵さです(毎回言ってるな)。劉備との話でたとえ意見が一致しなくても、自分のやるべきことをちゃんと実行している男は潔いです。
どうか、強くあることを。私も強くありたいです。
公覆は年がいもなく悩める乙女(孫家と曹家のどっちにつけばいいの?みたいな)やってますが、私でもやる。戦の行方ががこの一手にかかってると知ったら超悩む。
でも途中まで公瑾も信じてないってどういうことじゃ!伯言を言いくるめておいてからに。
公覆は超のつくツンデレですね。ああもう、あと大変なのわかってんでしょ?なんて苦労すんのよそんな…、…っ、わかったわよやってさしあげるわよ!みたいな。
超かっこいいです丞相!!「東呉のがきどもにしてやられたわ!」って高慢に言うところが最高にすき。ていうかがきどもっていう言い方がさらに好き。だから極道一家だって(もういいから)「周瑜か…」とつぶやくところがね、人材コレクター的にツボだったのねってwktkです。日本史でいうところの信長様ですね。
曹家としては曹洪がいいですね。興味持ちました。