天草の神兵

 

カンナ 天草の神兵 (講談社文庫)

カンナ 天草の神兵 (講談社文庫)

 

 

うーん…?って感じでした。まあそりゃ正直そんなに島原天草一揆(私はこうやって習ったぞ)に興味はないし、シリーズの連作だから読んでみたのですが、前作よりも内容の、というか『新説』の面白みが少なかったこと、ストーリー仕立てが前作と一緒だったこと。序盤ならこんなものかもしれないけれど。(ミラージュも姫神さまも2作目は後からなら読み直したくなるけど最初はん?って思ったし)

 

ザビエルのアナグラムとして四郎を名付けたというのは面白いかもしれないけれど、だからってねえ、って。わかる人がわかればいいということなのかしらね。でも四郎=忍者っていう説はもし四郎が女性ならくのいちってことになりますが。…くのいちで、まりあ…?くのいちって昔は寝所にはべって以下略なことが多かったみたいだけど…。

 

あと知恵伊豆の信綱、作戦のことが頭にあってオランダ船に砲撃させたことを日本の恥と言われて思い至らなかった、みたいなこと言ったとき、本当に私はこの人が好きになりました。格好良くないですか。可愛くないですか。