ヘファイスティオン

赤石路代さんの漫画、アレクサンダー大王 -天上の王国-を読んで一気に懐かしくなりました。今なにげに連載されているとか。

なんだか遥か昔にアレキサンダーっていう映画を見て、まあ基本的に西洋史に興味ないのでふうんって見過ごすつもりだったんですが甘かった。正直、あ、レンタルだったんですけれど、ヘファイスティオンとのシーンだけ3回くらいリピートしたぜ。(ただ外人の区別がつかないから二人の会話シーンのみ)

…というイメージしかないので、とりあえずwikiってみました。

 

アレクサンドロス同年であった。(体格がすぐれていたという点はこの際無視しよう)容貌は美しかったが、軟弱ではなく武勇に優れていた。ギリシャアテネにはヘファイスティオン神殿がある。(微妙に恥ずかしい…!)

少年時代からアレクサンドロスの親友で、アレクサンドロスが即位すると側近護衛官に任じられた。トロイの遺跡ではアレクサンドロスが英雄アキレウスの墓に花冠を捧げたのに倣い、アキレウスの無二の親友であったとされるパトロクロスの墓に花冠を捧げている。

アレクサンドロスいわく、「この男もまたアレクサンドロスなのだから」(どういう意味だ…)

その後合同結婚式でダレイオス3世の娘、ドリュペティスを娶る。彼女はこの時アレクサンドロスが妻とした皇女スタテイラのである。この時ヘファイスティオンはキリアルケス、すなわち帝国宰相に相当する地位を与えられている。

しかし同年秋にヘファイスティオンはエクバタナで突如病に倒れ、7日ほどで病死した。このときアレクサンドロスは非常に嘆き悲しみ、投薬を誤ったかどで医師を処刑し、三日間にわたって食事もとらず衣服も整えずにひきこもり、バビロンに1万タラントンを費やして巨大な火葬壇を築き、彼を神として祭るように命じたという。

またアレクサンドロスはエジプトの総督クレオメネスに宛ててアレクサンドリアにヘファイスティオンを英雄神として祭るための壮大な神殿や霊廟を築くように指示したが、このとき彼がクレオメネスに「神殿や霊廟が立派に築かれたと見て取ったあかつきには、たとえこれまでにどんな非違があろうと、また今後どのような過失があろうと、決しておまえを咎めることはない」とまで記している。

 

どこの周公瑾だよ。(ヘファイスティオンは幕僚と仲がそれほどよろしくなかったらしい。程徳謀以外とは仲良かったらしいからなー公瑾。ま、いつまでも策が生きてたわけじゃないからな)

にしても映画のせいで完全にヘファイスティオンは受けだというイメージがあるんだけど(だから体格の話はスルー!)、受けが先に死んだっていう話になるわけよね。すごい嘆き方だよね。ここまで嘆いてもらったら本望かもしれん…。

たぶん時代は古代ギリシャだし、掘った掘られたというよりは、お互いを高めあう的なプラトニックラブだと信じています。受けっていうのは、あくまでたとえ、というか、どっちがより受け身な関係だったか、ってことね。

 

ただね、さらっとすげえ人…と思うにはこの人影なところのある人なのよね。影。光=アレクだとしたら、影なの。だから結構嫌われてるし、でもそこで狡猾、とか、黒の軍師、とかいうイメージが来ないほどにはアレクが溺愛してるんだよね…!アレクに気に入られて、頑張って、でもちょっと空回りしちゃうような、そんなかわいらしい感じがあります。大国の宰相がそれってどうなんだ。でもね、馬鹿じゃないから。ただ果てしなくできるってわけでもないのよね。そこ。スキがあるの。あれ?大王が受けかも。いや、受けっぽい。でも、そこをあえて、男としてのプライドを慮って受けっぽくふるまえるのがヘファイスティオン。もうそろそろ妄想がイタイのでやめます。

少女漫画で行って行っていいのかよくわからないレベルのホモでした。ヘファイスティオン、アレクサンダーのことを本当にどう思ってんだ。怖い。アレクのお母さんが乗り移ったのかと思った。

まあでも私も女ひとりのために全世界を征服しようとするアレクは解釈違いです!!