幸村と自分について語るイミフな日

いつもいつも幸村が「俺は立海を三連覇させる」と言い続けてきたときに異常な違和感を感じていたものです。

させるのはお前じゃないだろうと。

いやそりゃ彼は部長ですから彼なのかもしれませんが、幸村が全試合出場するわけでなく、真田とか柳とかその他おーぜいが頑張るんじゃないですか。チーム制なんだし一応。

それに三連覇、とか、関東大会15連覇の記録はあっても幸村が入部した年から全国大会二連覇なわけで、そりゃしたい、って気持ちはわかる。私とかその状態だったら金持ち喧嘩せずとか思ってもういいや、ってなるが、幸村はそこが違った。っていうか一年のときから「三年間無敗でいけるといいね」って前提だったしね全国制覇。まあその頃ならまだわかるんですよ。いわば受験に成功して世界で一番可能性があるんだ自分!みたいに思ってる中学生と思えば。で、立海に入って、本気で誰もその鼻ッ柱を折ってくれなかったところが悲劇だ。

でも三連覇狂いと言われるほどなんでこだわったんだろう。ただの負けず嫌い。そうか?

 

ただなんとなくわかったのだ。いやようやく要職から離れた身としてはわかったのだ。

先輩から引き継いだものをさらに発展させていかなければならないという思い。これは怖い。過たず受け継いで、できればもっとよりよいものに。そんなことまで考えていたうえに自身の病気。そりゃ心が病気にもなるよ。

そして部、の責任者は、部、というか部の成績とかを、自分が作り上げたもののように感じるのだ。いわば自分の作品。だから「させる」なんだ。傲慢じゃね?とか思っていたが、自分がその立場を終えて振り返ってわかる。上の役職を押しつけられたものの、いわば、職業病じゃね?

その中で、二連覇したら、当然のように三連覇を求められる。「常勝することの重み」だ。いやそれは幸村のセリフじゃないけど。

 

で、そういう職業病になると、好きでやってる部活の内容も、好きだかなんだかわからんくなる。のだ。成功のベクトルにむかって邁進して、でもその成功=勝利の裏に忘れてしまう、楽しさ。あーわかる。

出来を気にして楽しむことに邁進できなくて、それはそれでしょうがないけど、できれば両方やりたいじゃん?そんなエナジーなかったけど?

だから感想として、「楽しかった」「想いが伝わった」と同じくらい「うまかった」という評がうれしいのは、両方ほしいからなのだ。そして、そんなものをプロデュースできたことに満足するのだ。ふうむ。

 

にしても、自分が部の幹部が終わって想いをはせるのが立海ってどうなんだ。