謙信の死

まああらすじを読む限りでは、景虎様が格好いいで終わる話ですね(え)

戦国屈指の戦略家と言われていますが、そのくせ全力で力押しです。70も戦してたんだ。それもそれですごいけど、それで国力が落ちなかったのが一番すごい、と思う。阿部ちゃんのニヒルな微笑みがいいですね。脳卒中なら自業自得です。馬上杯まで作ってたのが悪かろう。

倒れ方も、もうちょっとこう、がくっ!みたいな感じかと思ってたら静かでした。「御屋形さまがお倒れに!」と言われたときの(御実城様って呼んでほしい願望が消えぬ)景勝の顔に叱咤したくなりました。しっかりしなさいっ!

祈祷する僧侶はオンコロコロセンダキマトウギソワカ-って言ってて無駄にテンションあがりました。十二神将っ!でもあんなにのんびり言うものだったのですね。あのとき景虎様が超早口言葉やってたからそのイメージがありました。

景虎様」ってその一言だけでこれだけテンションが上がるのもなんてこったい。美麗だ。いつ見ても美麗だ。泣きたい。なんかさ、だってもう景虎様には御屋形様しかいないんだよ?このときに、仙桃院と景勝と兼続が一緒にいて景虎様がまた別のサイドにいて真ん中に謙信公って感じが、なんか悲しすぎる。ていうかなんて兼続いるんだよでしゃばんなマジwwww「今一度景虎と呼んでくださいませ!」景勝は表情がすべてを語っておりますからいいです。もう騒ぐな兼続。そしてなんで直江家の二人の女が来てるのだ。華姫は!?

 

「家臣たちを動揺させてはなりませぬ」って、なんかこう唐突な発言ですが、景虎様ってAB型かと思ってしまった。目端の効く人だよ全く。景虎様はしかしこう見ると参謀タイプだったから、景勝の下につけばいいんじゃないかと思う。

景虎様!」ってわらわらと。後ろに景勝もいるじゃん!なんだこの景虎様親衛隊!一喝して落ち着かせるところとか素敵です。でもあの格好がなんかね、邂逅編の晴家ちゃんに抱っこされるシーンを思い出させるの!それで落ち着かせる大演説の後に、直江…信綱ね、彼は不本意そうな顔するじゃんね。うきゃー(>_<)!!

晴家ちゃんはもうね、前提っていうかデフォですがなにか。晴家ちゃん持ってるのは何?何の木?熊でも出るのかよ春日山は。「上田衆がのさばるは必定」「今ですらあの若造の兼続が評定におる有様じゃからのう」やっと言ってくれた!ありがとう北条高広!!そうだよ明らかにおかしいだろっ!そうかそうか上田衆の象徴ね。

ガチ祈りしてる景勝はもはやただの口下手を通り越している気がします。戦国の世においてこれだけ口のたたない主君ってのもどうなんだ。ま、口がたちすぎよりはいいと思うので、コミュニケーション能力の長けた人がいればいいだけの話。

「今後継ぎの話をするなど…」と嫌がっちゃうあたり、景虎様は潔癖にすぎたのです。

仙桃院は確実に戦闘員ですよ越後にとって。その息子である景勝が有利であったも自明。どっちにつくの?なんて軽々しく聞くんじゃありません!

謙信公は「か」しか言ってないじゃないの。兼続か景勝か景虎かもしくはただ菓子が食いたいとかそういうことかもしれないじゃないの!(えー)「そなたの義」ってすごい顔して託されたけどちょっと兼続大丈夫?託されたものの大きさに潰されてない?しれっとした顔しないの!

いやー、阿部ちゃん名演技でした。お疲れ様でした。

 

謙信公が急死だったからこそ、景虎様も景勝ちゃんも合戦という形でしか納められなかったんじゃないかと。だから、個人的には、こういうガチな戦も楽しいしそうでないなら大河じゃなくなるかもしれないけれども、景虎様も景勝ちゃんも、この戦によって、景勝の生きやすい(統治しやすい)越後を作ってくれって思った、みたいな裏展開があったらいいなって思ってしまうわけですよ!!!あの伊勢での、「ともにこの越後を…」のくだりを思い返すと泣けてきます。

 

ていうか…遠山!がね!!もう遠山とか康英かと普通思うじゃんね!?康光の方かよ!ここにきて史実出さなくていいよもう!柿崎のくせに晴家ちゃん出したんだからいいじゃん康英で!(まあ康光は越相同盟に尽力した人で景虎様にくっついてきた人だから(だから相模を追いだされたのかと一瞬)、康英みたいに北条に仕えたってイメージよりはいいのかな)

あ、晴家ちゃんは相変わらず可愛いですね。このイメージのまま邂逅編を思い返すと泣けます。

だいたい越相同盟が決裂したことを考えると、そしてそのあと越後に生きることを誓った景虎様ということを考えると、従ってた遠山は北条のスパイか、それとも景虎様の忠臣かってことになりますが。(そもそも景虎様自身が北条のスパイだった説もあるかもしれんね)

 

と、今さらになってreviewです。だって…どうしても抑えられない。怖い怖くて御館の乱になかなか行けない。これ以上景虎様を泣かせないでっていう感じですわ。