月の碧き耀夜 後編

 

姫神さまに願いを―月の碧き燿夜〈後編〉 (コバルト文庫)
 

 

土御門の家は若狭の名田庄にあるのですか。夏越祓というよりはなんかハルさんが「いやーんもう京の都って超熱い」って逃げたように思えてならない。

転生は、六道をめぐり生きしにを繰り返すこと。六道輪廻♪また生きてまた死んで、いつまで続くのだろう。それが仏教。

道教は、…なんか封神演義で似たようなことを誰かが言ってたような気もするが、そして周家の坊ちゃんの台詞でもあったが、陽の魂と陰の魄のうち、死んで地にとどまる体と、天にのぼる魂の二つがある、と。だからもとの人と転生者が同じ顔合わせでも不思議はない。

でもハルさんの場合、テンが願ったのに、人として生きることを願ったのに、ってとこでしょうか。その気持ちもあったと思うのです。自分の唯一の子だもん。そのハルさんはさりげにキレていますが、なんだか母に愛されたい子供みたいでカワユス。

そして葛葉は、保名というよりは、将門ちゃんにこそトラウマがあるわけですよね。政子ちゃんにも。結局別離を与えるだけの存在になったことに、疲れていた、のかも。

そいえば、鏡、ゲットですね。(え?そーいうこと?)

 

かぐや姫伝説は、竹取物語ではないのでしょうか。一般的に言われているのと、原作はちょっと違ったような気がしないでもない。

カーリー女神。インドの伝説は、閻魔とかなんとかのあたりが日本と似通ってて面白いです。

にしてもメステレさんが完全にただのザビーです本当にありがとうございます。

でもあの当時の宗教が、異端排除のために働いた、むしろマフィア的意味を持っていた面も否定できはしないのです。たぶん。他民族からの略奪。同じく行った日本。まつろわぬ民の行く末を考えると、人間のやることはつくづく東西関係ないのですね。

比叡の者も同様に。ただ、カイが心配するようなことはないです。どっちも自分たちの正当性のために火ィつけることができるので。

浴びた血も流した涙も痛みもすべて、時の流れに消えていく。消えないために、葛葉はテンとしている。でもそれができない人間は、消えて忘れて同じことをするのですね。旧約聖書の時代から変わんない。

 

ロレンソ了斎きましたよー!盲目ってことですでにポイント高いですね!(琵琶法師ですからね)高山右近とかに道を示した、むしろ論客であったということで、さらに信長の前でルイスとともに日乗を論破した、と!!

彼は本当に、信じていたのかもしれません。信じてはいなかったかもしれないけれど、その教えが救いになるように、何度も何度も考えたと思うのです。それこそが人々の救いであったかと。

 

承久の乱。文覚さんをわざわざ天狗にしなきゃいけないほどなーんにもしてくれなかったのか弁慶は!相手が崇徳院だからこそかもしんないけど。っていうかこの時の話を書いてくれたら面白かったんだろなあ。

 

それにしても藤田まことさんがお亡くなりになったということで、緒方拳さんが亡くなった時と同じく鬱状態です。もう必殺もはぐれ刑事も見れないなんて。