遠国散る恋華(前編)

 

姫神さまに願いを―遠国散る恋華〈前編〉 (コバルト文庫)
 

遠国散る恋華ってなんか匂やかな名前だよねえ。素敵。永遠国ゆく日ってのもでしたが。そんな過去シリーズの謎を解き明かして見事テンのハートをゲットだぜ☆な時であると信じています。でも登場人物紹介で政子ちゃんがテンと同じくらいの大きさにびっくりしてしまいました。カイとかいつの間に脇役その一になったのか、と。

鎌倉に向かった時に真っ先のお出迎え。政子ちゃんがぶちたくもないテンをぶってますます泣いちゃう、とかなんとか言ってたっけ。あの話。鬼の子。鬼子ってのはすなわち、神の子ってことではないのですか?熊野の隠国の子。なぎちゃん無事かなー

ってことは…カイさんの育ての親はもしやあの静ちゃんということに…。

神であるテンと人であるカイがちぎるには3つの呪物が必要。それをそろえればカイは陰の王になる。人でなくなり、トモの願いもそこで断たれる。

 

カイさんはテンさんと…な後99日間死んでました、と。うえ、えええええええー

神とちぎるときに女から誘えないヒルコ伝説。私あれ大っ嫌いです。読んだことないから好き嫌いもなにもなかろうと思うのですが、日本神話が男女平等だと信じていたのに…!みたいな。もうね、最悪ですよ。ああそういえばヒルコ流しの話をすると本宮礼ちゃんの話をせなならんのよね…。(せんでいい)

 

あとは将門ちゃんへの嫉妬を抜けば過去編終了。そこに甲斐のボーズと越後の神が(え)絡んできますねこれは。軒猿はいつのまに呪物専門家をスカウトしたのでしょうか。ちょっと知りたい。