アリス・イン・ワンダーランド

2000円で観るエンターテイメントでした。うん、まあ初3Dだったけどよくも悪くも…普通っていうか。最初は眼鏡の重さに鼻が…な気分だったけど気にならなくなったし。ってことは引きこまれてたのかしらん?こう…USJで観た3Dには、3Dにしただけの臨場感とかがあってだから好きだったけど、別にそういうのもなかったし…。

映像的にはすっごくきれいでしたよ。おとぎの国だったし、ファンタジーが色々ナチュラルだった。たくさんの絵本が好きな頃の気持ちを久しぶりに思い出しました。あのお茶シーンでの小物とかね。可愛くてついつい愛でてしまいそう。

 

子役アリスのかわいらしさに悩殺されましたね。ものすごく悩殺されたせいで、そのあとぶすくれた成人女性になったのを見て一瞬絶望が…。あー。。。

空も飛べたらなーとか言ってた、「ほとんどアリスじゃない」と言われた、「強さをなくした」と言われたアリスが、まあ色々あった末に「ビジネスの話を」と男相手に言いだしました。うお。ちょ、待て。「すぐ帰ってくるわ」とマッドハッターに言ってたやんけ!忘れてはないけど、すぐすぐ言ってるうちに恐ろしいことになるよアリス!強えよ。アリス、であることすら揺らいでいた少女がねえ。まあよくある話って言ったらそれまでですけど…。

「信じれば、夢はかなう」現実から目をそむけずに、立ち向かっていけ。

そうそう、戦いを前にして、婚約者から同じように逃げ出したアリスが、あーでもでもみたいに泣いているときの芋虫さん。思い出した?ええ。今はほとんどアリスだね。って。(しょーがないでしょお父さん亡くなって色々大変だったんだからそりゃアリスもスレるわよ!)泣いてもなにも解決しないよ。

しかし貴族出身にしては思いっきり犬だのどーぶつだのを乗りこなしてます。すごい。戦いの最中にガン寝するくせはあるけど。

怪物と戦うときはね、もうなんつーか日本の日曜の戦隊ものに萌えたことを思えば…この分野に世界が追いつくのはまだ早いよ、みたいな。(えー)だってさあ、ねえ、あれはないわ。

アンダーランドをワンダーランドを聞き違えたアリスはもういないのね。待っていても王子様はやってこないわ。赤の女王にも言えるのよね。

 

マッドハッター。最近天禁を読んだせいで不覚にも萌えました。でもあれはジョニー・ディップが演じる必要性はどこに。化粧が濃すぎて誰だかわからんけぇの。

トラウマ関連の話になる瞬間に目がマジになる、そんなのはチョコレート工場でおなじみの表情な気もするし。またパイレーツとは違うんだけど(あれはマジな顔すら演技な海賊さん)みゅー。

「頭が変よ。でも優れた人は皆変わっているの」といかれ帽子屋に言うアリス。うーん、ジョニー・ディップってこういう母性くすぐる顔が最高ね。

マッド?マッドなのかしら。うーん、一番普通の男であった気もしたけれどね。

ってあああ!カラスと書き物机の共通点ってなに?なんなの気になるやんかあ!!→とりあえず調べてみたけれど、noteでflatなんてわかりにくすぎますわ。あーダメだ、英文学に向いてないね。

 

チェシャ猫も動きが可愛い。でもそれよりも、マッドハッターの処刑のところのジョニーの顔に猫の目っていうのに興奮しました。かわゆい。

 

赤の女王。アリスの話を忘れてたせいで、なんで頭がでかいのどーのというのが問題なのか、しばらく忘れていました。そ、そうかい。頭がでかく生まれて長女なのに父母から妹ばっかり可愛がられてグレたんだな。

でも個人的にはこういう女性の方が好きです。白の女王より。

「イエスユアマジェスティ」を連呼する家臣群に萌えました。ルルーシュゥゥウ!!!

 

白い女王。…え?白い。ガチで白い。くせになんか偉い化粧だ!化粧濃いよ妹。手をひらひらとあげてワルツ。

白い女王はなんというか…けっうさんくせえ、って思ってしまいました。えーちょっとだってあのお姉さんもさることながら妹君もちょっとねえ。なんつー姉妹を産んでくれよったからにしたのさ。

結局王冠争いなんですか?地味に妹さんの方が容赦ないような気はするんですけど。…でもそれも女王に必要な英断さ、なのかもしれませんね。「二度と殺生は致しません」ってむしろあなたの過去が知りたい。

 

啓蒙的な話ではないけど(シッコみたいな)、だからもういい年してアリスは読みたくないけど。でも見た時間が無駄だとは思わない。願わくばもうちょっと幼い子の世話しながら見たかった。

あとこのサントラほしいなー。素敵だったよお。