三千世界の鴉を殺し 4

きゃー☆電脳戦って超セクシー!!なんていう間違った印象を与えられた一冊でした。正直普通に扱えもしない私がハッキングがどうのこうのな小説を読むなんて100年早かったぜ。

バカと承知で突っ張ってしまうのが男の悲しいサガだった。命がけで突っ張りとおすというのは男気ですね、でも無駄ですね。私は最近女でありたいと思います。

PCリングを外したことでルシファに襲いかかるライラにまったく歯が立たないカジャも、サラの身を案じてしまうカジャも、可愛くて大好きです。(え?)つまりカジャは根本的に医者の性質を持ってるんですよね。内科医だな。

生まれながらにしてO2の息子だという巨大な不幸を背負った君に励まされると、生きる希望が湧いてくるよ。お久しぶり(カラワンギ以来ですね)のめんどくさいラフェール人ニコルご登場。ニコルもそうだけど、マリリンといい、ラフェール人ってろくなのがいないと思います。ニコルはともかく、喪神の碑以来の人間としてはニコルの義理の親御さん出てきてくれないかなーって思わないでもないです。だってジョナサン好きなんだもん♪

 

そういえばプチ文庫でライラとカジャがいい感じと聞いて思いっきりときめいたのは私です。いやもうね、ライラは誰とくっついても幸せになってくれると思う(弟のようなルシファもいることだし)けど、カジャに幸せになってほしかったのですよ私は!!あーよかった。ライラなら安心。きっとマリリンも安心。よきかなよきかな。