庵堂三兄弟の聖職

庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫)

庵堂三兄弟の聖職 (角川ホラー文庫)

 

こっえええええ。鬱な時に読んだけれど、全く鬱が改善されませんでした。いやまあひどくはならなかったのだけれど。

 

正太郎。いい兄貴だ…と思いました。(そうくるか)

久就。頑張って生きろよ次男。ていうか、生まれじゃなくて環境が人を作るといういい見本ですよ。次男気質やもん。

毅巳。一番生きてくのが大変な不器用男だと思いました。汚言症って、そりゃ女の子にはキツイよ。いっそ外国行っちまえと思いましたが、職人さんって言葉使い悪い人多いし(たぶん)、ま、いいか。

 

いやなんていうかさあ、怖いよ世の中。作る方も怖いし頼む方もちょっと怖い。たぶん本当に大切な人を失ったことがないからわからんのかもしれんですね。

 

しかしいすらぼんやりとしているところとか、綺麗にまとめてあるところとか、それこそちょっと職人っぽい作者さんですね。あと音っていうかリズムっていうか、気持ちを延々と書くのが狙ってるのかどうかわかりませんが、嫌いじゃないです。キツイけど。