氷河急行ルート

朝、1階の食堂ではテレビがついていて、今のゴルナーグラードから見たマッターホルンを映しだしていました。昨日よりは…見える…かな?
でも山の天気は変わりやすいということで、もういいやーな気分になりました。っつーか寒かったの。

今日行く予定のグリンデルワルドの天候を調べてみると、雨とのこと。うーん、せっかくユングフラウヨッホに登るのに(結構高い)と、登るのは明日にして、今日は車でぶらぶらしよう!となりました。
チェックアウトをして、車の置いてあるTasch駅(テーシュと読むのかな?)まで向かいます。ツェルマットは環境保護のため(置き場がないだけだろと思う私)車の乗り入れは出来ないのです。

車に乗ってツェルマットからグリンデルワルドまではそんなに時間がかからないのですが、まずFurka Pass(フルカ峠)に向かいます。 天気はそんなによくなかったんですが…それはそれとして(@幸村)、ぼんやり車窓を眺めます。
右車線とか、ぐるぐるまわる道とか新鮮だったはずなんですが、ナビちゃんが優秀すぎてよく覚えていません。
今回の旅のお供でしたハーツで借りたようです。

徐々に車は山の中に入っていきます。それにしても、ここは四国の国道か!というくらいな厳しい道。ガードレールはないし、とんでもなくカーブは急だし、反対車線から車はびゅんびゅん飛んでくるし…。

いくつものうねうねした道を通って山を越えると、そこは桃源郷だった(@雪国…って苦しいわw)
私の中で蓬山(@十二国記)ってこんなイメージなんですけど…あれ、間違ってる?
こういうね、岩々しさ。仙人が住んでそう!

そしてどこかの小さい町につき、目の前にあった教会にふらっと入ってみることに。有名じゃない小さい教会なんでしょうけど、小雨が降っている中、教会の中は少しあったかい。
思わずVictoriaのAve Mariaなんぞを歌いつつ(よく声が響きます)。

さて、教会の写真の右上の方に、ちらりと見えている石段が、氷河急行の線路です。これからは氷河急行が見る景色を追っていこうと思います!
氷河急行はスピードの出しすぎだかで日本人の犠牲者を出してしまった事故を起こしましたが、その問題はどうなったんでしょうか?金融や軍事の面でも多大な力を誇るスイスですが、観光にも力を入れているという噂なのでちゃんとしてくれるかなと思うのですが。(他の欧州の国に比べたらちゃんとしていたのかもしれない…)
あの事故は行く直前だったがために、周囲に思いっきり心配されました。
でもねえ、学生の身分で、しかも期限が限られているのに、8時間ものーんびり乗ってられるか!という。。2等車でも1万円くらいするんだっけ?とにかく高いんですよ。
次にスイスに来たときこそは、って思っていたんですが、車でも同じ景色を見ることは出来ます!

…こう考えていくと、この町ってBrigとかThunとかそういう町だったような気がしないでもないような…いいや、あやふやなことは書かないでおこう。

さてフルカ峠に入りますが…すごい霧。前が見えない。
車窓から氷河(白いの)も見えます。(そんなに感動がなかった←だって天気がそんなによくなかったんだもん!はしゃいで写真は撮ったんですが、氷河はユングフラウで見るものですよ。)

峠にさしかかるにつれて路面温度は1度になり、雪もぱらつき始めました。夏だよね?
そんなこんなで峠の上で引き返しました。次の目的地、マイリンゲンまで向かいます。

フルカ峠はそれなりに標高の高いところらしく、高山病になりやすい子がダウンしてましたので、そういう方は注意して運転された方がいいかと思います★