ユングフラウヨッホ

さて、今日はユングフラウヨッホ登頂!日程変更したおかげか、一応朝は雨は降ってません。
泊まっていたホテルの最上階の窓から水を捨てるご婦人がいてちょっとびっくりしつつ、車を駅近くの駐車場に止めます。
スイスフランの小銭がなくて、おじさんにない?と聞いてみると、おじさんは財布を取り出して小銭を見て、ないな、あっちで両替出来るよ、と教えてくれました。
…いやいや自分で言うのもなんだけど、この聞き方ってスリの常套句だよね?相手は日本人の若造なんだしここはスイスだしって思うのかもしれんけど、もうちょっと気をつけた方がいいんでないかい?
と余計な心配をしつつ、日本語観光案内所が併設されている両替所で両替してもらいます。

グリンデルワルドの駅でユングフラウヨッホまでのチケットを買うと、ユーレイルパス提示で122CHFでした。しかしヨーロッパの人って何でクレジットカードの暗証番号を覗きこんでくるんだろう…こっちが身長低いからうがちすぎ?

前の方の列車はリザーブされています。大抵日本人か?と思うのですが(実際日本人のツアーでした)、最近は中国人や韓国人も多いみたいで、アナウンスが流れていました。
行きの電車で、名大(工?)から東大に院に行って卒業なお兄さんと一緒に行動。なんだそのどっかで聞いたような経歴。

Grandで向きが変わり、Kleine Scheidegg(クライネ・シャイデック)で赤い電車に乗り換えて(日本人ツアーについて行ったら乗り換えれたw)、Jungfraujoch(ユングフラウヨッホ)に向かいます。…岩の中を。

外の景色なんて全く見えないんですが、停車駅が2つあり、そこから外が覗けます。

うーん、見事に色がない。白と黒の世界や。こんなところをよく登頂しようと皆思ったものです。
何日もこんな景色見ていたら、私なら鬱になる。

岩の中にある、頂上につきました。指示に従って、一番楽しみにしていた氷の宮殿にまず行きます。(小樽で経験して以来、なぜか氷のアトラクションが好き…)
Top of Europeの表示も眩しいです。

ちなみに外も一面の雪景色で眩しい。 …な~んにも見えない!
ものすごく吹雪いていて、展望台に出ようとして一歩出た瞬間に、目の前で日本人女性が転んだので私は出るのを止めました。命が惜しい。カメラも惜しい。ついでにズボンが濡れるのも嫌だ!
こう考えると我ながら雪山にはとことん縁がなかったですね。

展望台にも上れますが、ほおら真っ白☆
こんなところにも、嘴が黄色で足がオレンジ、羽は黒の鴉のような鳥が飛んでいます。寒くても立派に生きてるんだなあ。

何故かアジア人の女の子二人連れに、唐突に「一緒に写真を撮ってください!」と言われ(たぶん交友とか勉強とか理由を言ってたんだけど、いまいち伝わんなかったw)写ったり。思わずfor you?って聞き返したらwith me!って言われたもんなあ。なんだったんだろう。

お食事処もありつつ、展望室にカップラーメンがこぼれていたり(ちょwwこんなところでそんなもん食うなしwww)、そう、そして映写室がありました。
ユングフラウヨッホの一日、とか登頂、とか、うーんそういうテーマなのかな?音声がないせいで、すごく、染みるような動画になっていました。

静かな、とても静かな朝だった。 体温が徐々に下がっていって目覚めるような、そんな密かな諦感を伴っていた。

うん、そんな感じの映写でした(ってメモってあるんだ!)
鉄道の中でかかっていた曲といい、なんでそんなに悲しくなるくらい穏やかなんだろう。

映写を見たらちょっと晴れ間が!氷河も見えます。

帰りの電車に乗って、氷河とはおさらば。それにしても高山病と縁のない人間でございます。

この登山鉄道、確かに高いんですけど、行き帰りの風景がまた素敵なんです。
上の方は雪山が見えてるんですが、だんだんと緑が多くなって、村が見えてくる、という風景の移り変わりが楽しめます。
それにしても、上に一日いられるだけ時間があったらよかったかなあ(天気が回復しない可能性もあるけど)。上るのに2時間くらいかかるので、下では上の天気の予想なんて不可ですからねえ。