スイスの首都

車の友人たちはオルゴールがどうのとか言ってどこかに行き、私はBern(ベルン)に行くために電車に乗ります。

Interlaken Ost(インターラーケン オスト)で乗り換えですが、グリンデルワルドからここまでも観光車なのでお金を取られます…。
今考えると本当にスイスは観光地しか周らなかったし、そうなるとスイスパスでずいぶん割引されていたと思います。ユーレイルじゃなくてスイスパスにすればよかったぜ。
それにしても長良川のような風景だ。それか祖谷。

インターラーケンからベルンまでの間に、またも湖。もしや昨日と同じ湖なのかしら?

グリンデルワルドから2時間くらいでベルンに到着しました。

さてご存知ですか。スイスの首都ってどーこだ?
ここです。ベルンです。
はい、調べるまでチューリッヒジュネーブだと思っていた私涙目wwこれで成人とかちょっとなにを勉強してきたのwww
駅から出て旧市街に向かいます(としれっと書いてますが、駅にある地図を見ようとした時、黒人のお兄さんにアンケート的なものを持って話しかけられたので逃げてしまい、そのせいでベルン大学の方に行きかけました…。さすがに人通りが少なくておかしいなと思い引き返しましたが)。

メインストリートはさすがに首都だけあって、今までの田舎とは人の数が違う!地球の歩き方にも「警官を装ったスリ」がまさかのスイスで出没したと書いてあって、ちょっと気を引き締めていたのですが、街行く人に2回ほど「後ろからトラムが来てる、危ないよ!」と注意してもらったあたりで気も抜けました…。スリに会う前に轢かれるわ、こりゃ。

時計台や噴水を見つつどんどん歩いていくと、橋に差し掛かります。旧市街は川にぐるっと囲まれているので、つまりはここは旧市街の終わり。
そしてこの川の名前はアーレ川。つまりあの峡谷からこんなところにまでつながっているのです。

そこから坂をのぼって(ちょっとつらそうにしてたら老夫婦に笑われた…)バラ園へ。
季節外れだけどちゃんと薔薇は咲いていました。
赤いバラが一面に咲いていると、なんとなく耽美。
でも一つで背中を伸ばして咲いているのも素敵です。

さて、ホテルに向かおうとするも、道がいまいちわかんない。
というのも、橋のある道が上の道だとしたら、川沿いに下の道があるわけで、街が3次元なのです。地図は2次元なんだもん。
旧市街のホテルは高いので、川を越えたところを選んだので、ますますわからない。駅からは離れちゃったし。
とりあえずAltenberg strasseを通ります。左手に川が流れている、閑静な住宅街です。(地図には右手に病院が見えるとあるんですが、ついにわからなかった)

川の流れは速いんですが、底が見えない。それが日本の川との違いだと思います。
なにもかも飲みこんで悠然としているんです。
でかい。
それでいて空気は清浄なのがすごい。
ベルンの川を間近で見ると、ものすごく素敵だなあと思います。

…で、このあたりまで現実逃避してたんですけど、いつまでもこの道を行くわけにいかないので、次に行きたいRabbentalstrasseのRabbentalなんたらって書いてあった細い階段を上ってみました。
正直絶対人の家に入り込むと思ったくらい細かった。両脇は家の生け垣だし、ここは京都か!(山奥の寺に行く道っぽい)しかも途中で後ろからおじさんが上ってくるし!
道がわかってたら絶対写真に収めときたいほど素敵な路地だったのに、この時は焦っていたので写真を撮る暇もなく。
ゾンネンベルク通りの標識が見えて地図も理解した時はほっとしました。
今回の旅行は基本的に駅近くに宿を取っていたし、目的もなく歩いていたので、道がわからなくて焦ったのはこれが最初で最後でした。

たどり着いたホテルはWaldhorn
田舎のホテルにずっといると、こういう都会のインテリアなホテル(?)に泊まるとすっごい違和感があります。
でも女の子一人っていうシチュエーションには絶対向いてると思います!可愛いもん!
(でもシングルで127CHFとお値段は可愛くない)
signitureってなにかと思ったらパスポートナンバー。なるほど、そんなものが必要