ニュルンベルグ

さて、2泊したヴュルツブルグを出発して、ニュルンベルクに向かいます。
電車で1時間くらいだったかな?窓の外は相変わらずの緑の海。フランクフルトに近づくにつれて都会化するのかと思いきや、別にそんなことなかったです。どこもローテンブルグのような風景。
電車の中にはおばさまの軍団が大きなリュックを持っていらっしゃいました。別にサマーバケーションでもないと思うんですが、乗っている電車がICやICEだからか旅行中の大人をよく見かけます。それもスーツケースっていうよりバックパックなのよね。

ニュルンベルク駅はそれ自体が観光名所になりそうなほどの歴史を感じる建物です。駅内に色々な店があり、駅の中身は近代化してるのに、外見は昔ながら。
あれは文化財とか使ってるのかしら?日本にはない発想だと思う。だって要するに羅生門を京都駅にするようなもんでしょ?ないわー

街自体はローテンブルグのように城壁に囲まれているので、そこに向かって歩けばいいんですが。
私が駅でいつも思うのが、どこの出口から出ればええねん!ということ。日本でもそうですが、駅からこういって~って考えていたって、道の名前を覚えていなけりゃわかんないのです。ニュルンベルク駅でもやっぱり間違えて、駅の周りをぐるっと周りました。
城壁にはケーニヒ門から入ります。門からまっすぐ道を歩けば聖ローレンツ教会に着くはずなんですが、たぶん違うところから入ってしまったのでしょう、中でもちょっと迷いました。ってどんだけ!
道を理解してからは一本道でよかったんですけどね;;

ローレンツ教会
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まず外側がすごい!いっそ偏執的だよねと思うほど。
ニュルンベルクも第二次大戦で壊された街であって、この教会も古いものではなく再建されたものだそうです。
右側はイエスの誕生から受難を描いたものだそうな。

中に入ってもこの細かさは変わりません。このエネルギーは一体どこからくるんだろう。
上から受胎告知のレリーフがつりさげられています。これも細かい。(上にあるのでしっかり見ようとすると首が痛くなる…)
ちなみにただ。ただ!(保存のために寄付のお願いはあったけど)なんてこったい。あたりまえだけどキリスト教が日常化してるんやなぁ。
やっぱり中も工事中で、それをぼーっと見ていた。痛々しさというよりは、なにかいっそ堂々としているのだ。
石で出来た壁はひんやり している。もっと温かみのあるところにしようとか思おうぜ。外の天気はいいのに、教会内は寒いんだ。

ふと思うことは色々あるけれど、美奈子っていうのは実は相当上等な女なんじゃないだろうか、と思い巡らしてみる。
出来た恋人はわけわからん戦いをしていて、恋人の知り合いの信用出来そうな相手にいきなり強●されて、それで戦いの最中に利用されて殺されても、自分の恋人奪うだろう相手に、「あなたの願いは、きっと叶う」なんて…言えないだろ、普通。いざ書き出してみると美奈子の人生壮絶だな。
キリスト文化圏なだけにミラージュをよく思い出します。


ニュルンベルクにも川は流れているのですが、うーんやっぱりスイスに比べて汚いなあ(当たり前だけど)。川が流れてる街は結構好きだけど、なんか道頓堀みたい?

ぶらぶら歩いていると広場に出ます。市場がたっていますが、普通に皆さん買っていくことにはまだびっくりです。うーん、日本でも買わないよ。

フラウエン教会はなんだか聖ローレンツ教会と比べると、外観はおもちゃみたいです。
からくり人形なのかな。
中は綺麗な教会でした。
でも全部のステンドグラスがはまっているわけじゃないとことか悲しい。単純にね、綺麗って言えないから。

フラウエン教会の前には(というか広場の一角には)美しの泉があります。ベルンでも思うけど、どうして泉っていうか噴水ちっくなちっちゃいオブジェを「泉」って訳しちゃったのでしょうか昔の日本人。
中国かと思うほど、色合いが派手。
このお兄さんが触っているのが、泉にある黄金のリング(?)
3回まわしている間に願い事をして、それを誰にも言わなければ願いが叶うんだそうです。
ってことを後で知りました。1回しかまわしてない;;
ちなみに願い事は「幸せになりますように」でした。(後で友人に聞かれてぺろっと喋っちゃった)

旧市庁舎の地下にある旧地下牢にはガイドツアー付きでしか入れませんので、先にチケットをとって時間を聞いて、それまで斜め向かいの聖セバルドゥス教会に入ります。
市庁舎の入り口にあったこのデザインを見ても、ドイツは異教と言われるのがわかる気がします。
地下牢を案内してくれたのは可愛いお兄ちゃんでした。英語のパンフレットをもらって案内されながら目を通します。
ローテンブルグでいい加減拷問具を見た後ですが、ここは牢。中に実際入れるとあってはテンションあがります(←
拷問も辛いけど、それ以上に地下であることが辛い。息苦しくなってくるんです。太陽がない。

地下から出て近くのTucherニュルンベルクソーセージ食べました。炭火焼きのソーセージが死ぬほど美味しかった。一応ボイルされたのと二種類頼んだのですが、当然のように炭火焼きした方がおいしかったです。
にしてもいつもついてくる酢漬けキャベツはなんとかならんのか…こいつはあんまりおいしくないんだ。