緋承ぎの形代

 

姫神さまに願いを―緋承ぎの形代 (コバルト文庫)

姫神さまに願いを―緋承ぎの形代 (コバルト文庫)

 

 

やっぱりあかんのだな於市様。「滅びてしまえばよろしいのです」って思っちゃうかー。

闇に沈みゆくように低く、けれど静かな声だった。怒りも嘆きもとうに失せた響きだった。…あれ?ここは於市の袋の鼠事件に感動するとこじゃなかったっけか?しかし私は何故か本能寺に退却してきてカイに茶をたてさせるその二人のなんとも言えない距離感に萌えていたのでそれどころではありませんでした。

 

ぎゃああああああああああああああああああああああ!!!!!

…はっ、これは何事!ちょっと待って何事ですかサービスですかそうに違いないですね!

どうしようどうしたらいいの景虎様が仲良く顕景様とお喋りしてる。興奮のあまり泣きそう!つかちょっと泣いたマジで。

御館の乱景虎様が寸前で顕景様に会いに行くというミラパロを読んで以来、私の心はこの二人に釘付けですよ。顕景様は景虎様を討ちたくはない、景虎様もそう。でも越後の未来のために、と最後に会いに来るんです。ちょっと腐入ってることは否定しないけど、どうよこの二人の友情と謙信公への揺るがない尊敬は!(いやいや

でもやっぱり謙信公はこう思ってたと思うのよ。景虎様には関東管領を、顕景様には長尾つまりは越後を。二人に任せるって思ったと思うの。むしろ顕景様の方こそ長尾なんだから邪魔っちゃあ邪魔だろとは思うのですが、そこを超えた方だって信じてる!越えられなかったのは家臣の方だ!(妄想は自由です)

そなたは無二の友と認めた者」ああもうもうもう大好きです平ちゃん。平ちゃんが平ちゃんであって欲しいのに時間はどんどん過ぎていくのね。あの川中島が懐かしい。

「義のために生きる謙信と、利のために生きる信長」そう思うよ!天地人が懐かしい日が来ようとはね。

 

どうでもいいですけど(よくはないが)利家がなんだかんだと信長の近くにいることが嬉しいっす。彼に関しては大河ドラマで禿萌えた記憶があるので夢の痕の彼とは別人と思っています(便利な脳してるな)

 

竹千代が…成長してまあああ!血と家を繋ぐのは自分自身だと思って、呪に耐えうる強い自分になろうとしているならもうなんつーか言うことないです大好き!

 

ハルさんは死んでからも働かされて大変なことです。神になどなるものではないし、心を残す相手などいない方がよほどいい。(それだと人生詰まんないという意見には耳をふさぎます)

だってさあ、自分の家に自分の転生相手が嫁いできたってもうどういうことやねん、と。リナさん大丈夫ですか。よかった力がなくて。理解したからこその選択だろうけど。マジでリタに癒されたい。

 

なんで信長はテンを狙うのか。蝶姫のためではなくて。えー単に気に入らんからでしょ。

あとカイさんが好きなんだよね。「人として生きるべき」と思う。いちいち心配してくれるカイさんが好きなんでしょ。でもそれはテンと同じ思考回路だよねw

カイは説くより前にまず、走って救った。それが仏だと思うの。

 

信玄公はなんというかあれですよね、暗闇が怖いからってお小姓さん。その人は高坂とかいう名前じゃないでしょーね。

 

光秀さんは義昭さんが好き。だから信長を破滅に追いやりたい。信長も破滅を望むタチではあるから、これは我鍋に綴蓋本能寺と言わざるを得ないわ。