個人的にはこの巻が、なによりも書きたかった巻なのはないかと思います。
あ、夢の痕除く。
家康が成長しすぎて私はもうなんて言ったらいいやらわかりませんが、信康の危うさはハルさん来い来いという感じですね。だいたい竹千代君も昔は人のこと言えねえんだ。
築山殿がうっかりくちずさんでしまったが故に思い出してしまいました雨君。君ありてこそですね。
築山殿もそうだけど、信康さんたら愛に生きすぎです。家康さんも。こたえたんだなー。
そしてそれは信長さんも一緒。
信長さんが偉いかわいらしいんですが。ただひたすら、会いたいと希う。
於濃さんにブチ切れられて我に返るって信長さんあなた。娘に非道と罵られてパニックになって走り出すとか。
そいえば、もいっこかわいらしいのがありました。
片意地を張り、強がりばかりを言って自らを孤独にする、けれども一人では決して生きていけない、そういう女だ。
「兄不孝者め」
ってぬおおおお信長さん、自分と似た性であるところの於市さんにこの評価。幸せになれという思いではないですかね。身内を案外大事にする子になりました信長さん。相手が今のところ(カイを含めて)3人。範囲せっまああああああ!
あ、ついに於市さんがヤンデレに。終わらせてほしいと願う相手がわかってたけどルイス。
んで。んでな。
景虎様が出てくるたびにこの胸が疼くんですが(直江的に)、それはいいとしよう。御館の乱についても心泣けてくるからもうやだ読みたくないいいいいと思いながら読みました頑張って。(頑張ったのか)
朝緋姫は鬱陶しいからおいておこう。(え)
ずっと平ちゃんが夢枕に立ってくれる竹千代君もうらやましいがおいておこう!!
あなたはもう眠っていいのに。眠らせてあげるのに―。
うあああああああああああああああああああああああ。
だってさあ、平ちゃんあれだよね、魔多羅好きだけどそれ以上に(ベクトルが違うけど)カイさんのこと大好きだよね!
平ちゃんは自分を外道と呼んだけど、そういえばかの天魔も自分を非道とか言ってたもん。愛って怖いわ。
誰より愛する、自分に清い道を教えてくれたカイとテンの人生に関わることができたなら、悔いはないってなんでそこで言えちゃうの。いろんなことがあったけど真の、それこそ越後も生まれも何も背負ってない姿で対峙したいって思えるくらいカイさんのこと好きなのよね。
平ちゃん的にはそれはあれか、酒を飲み明かすに等しいほどの対峙だったのかしら。最後に合戦を選んでしまう管領様。
でも管領様であったことは間違いなく平ちゃんの頑張りの結果だし、それをテンは認めてた。平ちゃんはテンではなく、惚れてた魔多羅様ではなく、思いっきりカイさんを呼んでいた。そりゃ妬けるわ。カイさんだからこそ。