龍馬伝終了

終わりましたねー。

正直今回はまた途中でギブ!したかったというものではありましたが、それでも一応途中抜けつつ最後は観たぜ・よ…。だって香川さん好きなんだもん。。

そう、香川さんが素敵すぎて観たといっても過言ではないです。マジで。

 

何が途中で嫌になったって、いい加減大河特有ってわかってるけど、主人公マンセーに嫌気がさした、ってとこ。

たぶんそれは私がひねくれてしまったんだろうなあ…というのはあります。よく考えたら昔からおかしいなーと思いつつ見てたもん。でも主人公だけじゃない、この人もちゃんと描け!と言うのはドラマとして伝えたいことがぐずぐずになる恐れがあるので、まあ、いいんだが、なまじ歴史上の人な分、アレ…。。でも一年かけるんだからそれくらい

龍馬が危機に陥るのの、場面設定とか、そりゃこの世の中いちいちずっと設定覚えてるわけじゃないし、一シーンが有名だっただけで「おー!」みたいになるから、印象深いシーン&台詞を作ろうっていうのはわかるし、嫌いじゃない。だけど。

主人公マンセーの中でも特に、たぶん今回私の主張と合わなかったし、合わないなら合わないなりに、合わない人を納得させるような台詞なり生き方なりがあるんじゃないかと思ったけどなかった。

あの幕末の時代っていう中で、龍馬という人がどれほどの人であったかなんて、その時代に生きていたってわからないのに、今わかろうなんて思ってない。そうじゃなくて、だからその人がどうだったかなんてまあぶっちゃけどうでもいいっちゃあどうでもいいくらいの勢いなんだ。私は。

でも徹底して、封建社会は悪、打倒した新しい力が善、と描かれると、萎える。そうじゃないだろ、とか。あーだめだー。それ言っちゃあだめだー。

飽きたんだもん。。

それに、今が絶対いいか?昔から学ぶっていうのは、昔を卑下して今を持ちあげることか?それはそれで今のいい点を理解する、これは残した方がいい伝統だと思わせる、そういう意味でいいと思うが、じゃあ昔の利点はなんだったのか、という考えを。新しいってそういうことでは。と。昔はよかったと言うのは、皆が囲炉裏でお上の文句言いつつ飯食ってりゃいいのか。

でも別に政治家命かけろとかそういうことは思いません。つか時々「今時の政治家は」的な発言をネットで観るんですがそれ私嫌いだから。はい。

そのあたりのことはナナリー(ルルーシュな)でしっかりわかりました。今まで可哀想な娘さんと思ってたのにアレで一気に嫌いになったからな!それをまた友人が「えーあれ可哀想じゃん、覚悟してフレイヤボタン押してんだから」とかなんとか言ってて、いやお前そんな思いだろうがなんだろうか、そのフレイヤの下にいた人間であってみろたまんねーから!っての。泣こうが覚悟しようが、他人の命は背負えるもんじゃないと思うのだ。だからこその撃っていいのは撃たれる覚悟のあるやつだけだ、なんじゃないか?

…って話がそれた。

 

ただ、香川さん見まくったせいか知らんが、「商人」という視点から見たっていうのがすっごく好きだ。ああこれが好きだから見てたようなもんだぜ!

商人から見る。そして、今までではせいぜい尊王攘夷でしか語られないくらいなイギリスとか外国を商売相手と見て、さらに外国の代理戦争となりかねなかった状況まで描いた(と思う)。そこ、すっごい、いいと思うのだ。大好き。ってああやっぱ好きだったのか私?w

 

さらに高杉さんがねー!もうねー!私の最愛の人が(おまえの最愛は何人おるの)あのエロさ。あの素敵さ。

もちろん彼が言わば庶民の兵隊を作ったからクローズアップされたんじゃないか的なことも思いましたが、もうなんでもいいや。ありがとうエロさをくれて!!あと三味線習うわ!!

彼に続いて明治の人たちがちらほら来たのも嬉しかった。彼らだって頑張ったんだぜー。でも確かに彼らを描くことの危険性…それこそね、日清日露併合あたりまできたら恐ろしいことになると思うよ大河で。だってヘタリアであれだからな。

これは難しいとこだよね。でもだったらどうすればいいかってところを、私はまだ見いだせない。

 

そして私は彼も好きでした。というか彼が引退してからは…えーと後藤さんとかそっち系かな原動力は、な。たけるん。というか以蔵。

だって以蔵って人斬りだよ?ちょw的な感じなのに、なんでああも感動したのかと言えば、まあたけるんを昔(と言っても彼にとってはもしかしたら黒歴史かもしれない女装w)から知ってる身として、ネタキャラになるんじゃないかと踏んでたんだよね。そしたらネタどころか。もう新しい。ああああああ!!って絶叫したくらい。

よかったよー。ていうか武市先生含め、そのあたりの話はもうもうもう、ええ、ミーハーと呼びたければ呼ぶがいいわ大好きでした!!ありがとうスタッフ!(あれ?)

 

そうだ好きと言えば千葉様ですよ。あ、佐那ちゃんじゃなくて。お茶の間で堂々とコクったホモの方(こら)。

 

思えば皆龍馬に託す託すと死んでいくなんて、龍馬は可哀想だったなあ…(遠い目)

龍馬に関してはねー。うん一年間お疲れさまでした?的な。。あんまり印象に残らないというかもうなんか。

同じ歌ってる畑から来た人としてやはりGacktと比較してしまいますが、もうね、キャスティングが決まってはああああ?ってなったのに終わってみれば思いっきりファンになってしまったわけですよ私は。越後に本気で来たり、父さんが亡くなったことを本気で悲しんだり、彼にしか出来ない脚本で、その脚本に上乗せされた分ももちろんあったけど、自分の魅力を、狙いをわかった上で、ちゃんとやりきったと思うの。だから好き。

んで福山さんがどうかと言えばってなっちゃったわけです。まあ私は歌唱業界は知らんので、その二人には天と地ほどの差があると言われればあーすみませんということになりますから、いいです。はい。でも福山さんの曲聴こうとは思わんが。

 

で、弥太郎が龍馬に対してツンツンツン…デレ、となったこと。予定調和すぎて愛しいというか。なんだかテーマにミラージュが見えたんだけど。え?気のせい?頭が腐ってるからかしら??

でもさ、ミラージュ的に見たら、弥太郎ってすごいよ。あの結論すごいよ。最後に直江がたどりついた結論みたいだよ。ちょっとそりゃ愛憎的には直江が半端無かったけど、でもあの直江があーいう話を持ちこまなかったら、弥太郎的な感じになったんじゃない?事実最後はあの人の意志を継ぐっつかあの人が行く道を守るからみたいなとこあったじゃん直江。弥太郎ってそれと似てない?

だからもう香川さん大好きです。