フルメタ短編 2-4

林水会長。彼は結局なかなかの人材であらせられましたが(こっちまで敬語)、この短編集は馬鹿やってていいですね。

「見事な語学力です、会長閣下」「なに、書物で少々かじっただけだ」どんな書物読んでんだよ会長。おまけに会長はわかっててやってんだろ!

「再発を防ぐためにも、テロリストには譲歩しない」これはイントゥー・ザ・ブルーにもありましたが、そういうことらしい。要するに。

「マオお姉さんの海兵隊式ののしり手帳」ってまだまだあるわけよね新兵訓練編ということは。。姉さん、クルツを全力でののしるといいよ☆

「これって一種の悪質な洗脳だよね」人間って極限に追い込まれると簡単に洗脳されるんだなあ。

ボン太君懐かしいな。ふもっふ。

 

「隊の一員の失態は、全員で責任をとるのが常識だろう」この全体主義は悪しかもたらさないような気もしますが、チーム医療が叫ばれるならこれが当てはまるわけですね。個人主義がはびこるよりはましなのか、…どうなんだろう。

自分の命を人質にしたテロリズムが決行された場合の責任はだれが取るべきか?そいつの責任だ、という道理を忘れてしまう。忘れてもいいと思います。民間は。でもそれを、たとえ民間に言われても忘れてはいけないのが官であると思う。問題は官民一体化のこの現状かもと思いつつ。自分の人生は自分で面倒をみるしかないのです。

 

猫と子猫のR&Rは好きな短編です。

テッサはマオが好きで、認めてほしかったけど、「できないって言われたらできるって証明しなきゃいけない」から証明してみせるしかなかった。プロであるメリッサをびっくりさせることを。結局は頭脳戦に持ち込んだテッサが勝ったってことじゃないか。

マオはテッサに劣等感を感じて、どこかで重圧を背負うテッサが昔の自分と重なって不愉快だった。尊敬はしているからこそ認められない。

なんにせよカリーニンとマデューカスが完全に見守る親父になってます。女の子同士の喧嘩ってそんなにひやひやするかしら。大丈夫、ことが終わればまた元通りです。

 

「そこは、-世界で一番平和な場所だった」そうあるべきだと思うのです。学校は。いやちょっと高校でこれはどうかとは思うがな。

宗介はもしかして上官にストレスでも溜まって…いやいやいや。

マオたちの出会いのシーンはなんというか想像通りですが(「中古のテープに上書きするか…?」は予想通りではなかったな)、あとがきにあったように、マオが除隊になった理由とかテッサがTDDにかかわった経緯とか。馬鹿話の合間にでも読みたいものですね。

マオが入った理由は完全にライラと一緒ですけどね。うーん出会う人間が違うとこうまで違うんか…