喪神の碑(いしぶみ)〈2〉ウロボロスの影 (角川文庫―スニーカー文庫)
- 作者: 津守時生,小林智美
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1990/07
- メディア: 文庫
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「ロアン・ガブリオッティバダルギーシュデム」とフミが嘆くそのシーンが、名前のせいでえらくギャグっぽくなっちまってるような気がするのは気のせいでさうか。。。いやなんつーかなんでそこでそのフルネームを。
「胃袋なくなっちゃったら、どこでごはん食べるんですかーっ」マリリンはそんなロヴ君が安らぎとか、相当の人生を送っていらっしゃるのね。
「裏切られても辛さに負けない強さを」「忘れちゃえばいいのです」泣いてごはんを食べて仕事をして寝る。そうやってマリリンは乗り越えてきたし、たぶんマリリンを失った後のロヴ君もそうだったことでしょう。でも「執念深さと記憶力が人間離れしている」O2はまったく辛さが薄れなかったんじゃないかな。それはとても悲しいことだ。
そのO2のお母様は「オリビエ君のお母さん」と呼ばれたい実におそろ…偉大な方でした。すっげえ。オリビエくんて。幼いころから他人をいじめるのが好きだったO2はあまりにらしすぎて涙が出ます。
お父様は「お父さん」と皮肉で呼ばれても喜んでO2が毒気を抜かれる方。あれ?今嫌がらせにパパって呼んでるルシファと何が違うのかしら?ここまで似てるともう遺伝子の神秘だよね。。
「おまえも元気よくマリリアードの足手まといになっていたようで、なによりだ」90年くらいたって、全く皆性格が変わっていくなあと思いますが、とりあえずO2の毒だけは変わらないようでなによりですvなにせ「誰もが成し遂げなかった偉業を果たした」船長がいますからね。無敵ですこと。
「天寿をまっとうし、葬式の日には街中が紙吹雪をまいて、私の死を盛大に祝ってくれるような年寄りになるのが夢なんだ」「まあ♡それも一つの、壮大な男のロマンですわね」年寄りに一体いつなるんだろうかO2は。
「鳥の二枚の翼は相手のことを考えてはばたいたりはしないものだ」ってつまり同類って言ってますか!?双翼の大天使って言い方はいいですけどつまりこいつら中身は一緒…!