朱にまじわれば紅

 

彩雲国物語 朱にまじわれば紅 (角川ビーンズ文庫)
 

 

幽霊退治のお話。

とりあえず楸瑛が絳攸を乱暴に突き飛ばして宋太師の剣から庇ったあたりにちょっと萌えました。おお、新たな萌えを開拓しつつあります私。

だって絳攸が立派なツンデレなんだもの。文官だから5日徹夜したら死に絶えそうになるところとか、意外に楸瑛が使える男だったのだなとか。ていうか彩雲国、とりあえず未来編とか書きません?あーでもそうするとまた大風呂敷広げちゃうかしら。

あと茶太保は本当にいい男ですね!どうして霄太師なんぞに狂ったのか不思議で仕方がない。

 

秀麗と影月が出会うまで。

藍龍蓮が出てこないと意外と平和なんだな…(遠い目)頑張れお兄ちゃん。まあ一番の珍獣は彼であることは疑いもない。こう考えるとすごいまともな子だな伯明。

「楸瑛の後宮」呼ばわりされた花街。飛がいたらキレてそう。

「誘いをむげに断ったこたぁ一生忘れないよ。この胡蝶相手に、にっこり笑って『あとで泣きを見ても知りませんよ』なんて、ものすごい台詞を吐いてくれたっけねえ」秀麗の愕然とした表情に、静蘭のほうが凍りつく。

これって要するに、胡蝶さんがまさか「お代は要らない」って言って静蘭を誘惑したってこと?この場合、秀麗に知られるのが嫌だった静蘭は胡蝶に弱いと言うより秀麗に弱いんだと思うw

あと藍様は一体。この頃のイケメンっぷりは何だ。こういうどさくさ紛れに頑張る劉輝は好きです。こんな感じでいつの間にかどうにかなってればいいのにな。

ちなみに誰だ寝っぱなしの八仙。

 

秀麗、風邪をひく。

静蘭は最初っから薔薇姫が亡くなった時対応出来ていたのかと思っていたら、全然そんなことないですね。パニクってんやん。

正直最初に静蘭が立ち直ったっていうお馬鹿な妄想してましたが、そんなことなかった!原作の秀麗オンリーワンっぷりに負けたぜ。

笑顔の時間とか作っていた薔薇姫はすげえと思うんだ…。正直静蘭がどうやって笑顔を取り戻していったのかがよくわかる。でも静蘭経由でお姫さま教育が秀麗に施されたという妄想までしていたけど、それは胡蝶担当だったのだな。

ていうかよく考えなくても鳳珠のイケメンっぷりに死にそうになった。黎深に付き合っていられる悪夢の国試組。彼以外は大概まともじゃないかと思えてきたわ。漫画で見た黎深の顔のにやけ方が異常。これは頭の病に冒されたと言われても仕方ないじゃないか。

うーん、この頃はすごいいいお話だったよと何度も言います。静蘭が最強張ってて紅家がお馬鹿だからかしら。