やじきた学園道中記 11

 

やじきた学園道中記 (11) (秋田文庫)

やじきた学園道中記 (11) (秋田文庫)

 

 

一乃介さんのムショ仲間がなんだか怖い件について。一乃介さん自身はイイ人なのに、台風の目みたいになってる。

だってハーディ的に真吾さんは欲しくて雪也は反目星なわけで、その間をつなぐのが一乃介さん…。すげええ。ハーディの味方?でもあるようになる三太もとい狭霧も一乃介さんに恩があるわけで。

ていうかいつも思うんだけど、一乃介さんの衣装はある意味そのへんのユニクロでも買えそうだからいいとして、やじさんきたさんの衣装(影の軍団もだけど)って一体どこに売ってるの?誰か夜なべして作ってるの?

 

「俺をそなたの気のすむようにするといい…」っていいの小鉄ちゃんしちゃうよ私!?(おい

だからあんたも華だと何度言ったら(ry

 

やじさんが紫乱の暗示から逃れたところ。「あきらめるもんか」「あたしはもうウジ虫野郎はやめたんだ」「世の中絶対克服できないことなんてないんだいっ!」(むろん根拠はまったくない)っていうあのツッコミは一体ww

 

ハーディと狭霧のデートがなぜこれ。

河津三郎が絶世の美男子だと信じて行ったハーディが真っ白になるのを見て、(あー今この人の中で何かが壊れたんだな)って横目で見ている狭霧は立派に立ち直ってます。

狭霧は宿命から逃げてそんな自分からは逃げられないでぐらぐらしていた人だから、「生きたいように生きる」というハーディに惚れる(人間的な意味で、だ!)のは自明のことだったのかもしれない。(じゃあ雪也に会った時に同じように思っとけよって話だけど、雪也は小鉄派だからなあ)

だからって「連れて行ってください」はないよ、狭霧…

 

桃井さんが…!格好いいよおおお兄貴!だってさ、伊豆の総番なんだかんだとKYなんだもん。そのKYのフォローしているなんて桃井さん最高。近藤土方っぽい関係性が超好み。

そして急に乱入する雪也。「身の程知らずめ」って雨宮に言ったところは超素敵だけど、これだけ尋常に勝負に邪魔が入るなんてねえ。

あと上様、携帯くらい持ってください。だから大事な小鉄ちゃんに悪さされちゃうのよ。自分で「育ちがよくておっとりしてるもんだから」とか言ってる場合じゃないです。

 

「そりゃ津田様は草薙様の髪型真似してカールにするくらいだから何の恐れもないだろうけど」「髪型真似したってなー」という草薙の部下は結構豪胆な精神していると思う。ていうか津田w

 

狭霧の件に関して「これほどまでに己が未熟者だったとは」と怒り狂う上様。しかしもとは言えば「小鉄の縁さえなければ剣持さんはどうでもいい」からこそ口出しできないから腹が立つのよね。

でもとりあえずきたさん「坂口さんはどうなるんだい」ってえ、狭霧の気持ちよりまずそっちが出てくるの…?いや彼らにとって狭霧はあほけたことをよくやっている迷いまくった困ったちゃんというのはわかるんだけどね。

だから小鉄が悩んでしまうと雪也が不愉快になる。まあ周囲の男どもが皆素敵すぎるだけですよ。雨宮もある意味下種なりに突き進んでるから、進めない狭霧が不愉快なんだろうなあ。

きたさんがなだめるとか割と珍しいよね。でもそれで東京に帰って三葉の連中を呼んで再び帰ってきたんだよね。…できる男だなあ。

 

あと久しぶりですが相変わらず緑川さんはすてきですね!さっさと牡丹をむかえにいけばいいと思います。

 

「あたしとあんたのコミュニケーションの感性だね」と言ったり、「武と舞は違うよ」って片桐さんが言ったり、精神論(紫乱のあたりからか)になってきたと思いきや、最後は呉葉が妖術でしめてくれました。

っていうか葵…呉葉はそうか姫御前の婚約者だから侮辱されたくないのか。

だってもう一乃介さん「カタギじゃねえ」って得物観る前にわかるでしょ、ぶつかって「ごぶれい!」はないよ。。一般の高校生の台詞ではないです少なくとも。

あと桃井さんの仲裁がもうイケメンすぎるうううううううう!男前は一乃介さんの次に桃井さんだわ!(所詮黒髪美人に弱い)