藤を見に奈良へ

大阪から奈良へ、一気に行けました。ちょうど1時間くらい?で。意外と近いです。
久しぶりにJR奈良駅に降り立ちました。たいてい奈良に行く時は近鉄もしくはバスで行くので、東大寺に遠いJRをチョイスすることがまずレアなんです。
前回JRのあたりに来たのが、一番最初に奈良に自分の意志で来た時だというから本当に昔。あの時は地理をよく理解していなかったのだな。
その時は駅前のスーパーホテルに宿泊して、あまりの安さに感動しつつ、駅前のマックがなくなっていることに衝撃をうけ、ホテルフジタのレストランで食べてせめての気分を味わいつつ三月堂と二月堂でぼーっとしたのでした。

今回はまず春日大社の藤を観ることが目的。JRの駅から一本道をひたすら歩いて行きます。
なんだかんだと外国の方を見かけました。いつかどこかで見かけたバックパッカー夫妻をまた見かけたような気がするのですが、外人の顔の区別のつかない私ですので別人かもしれませんw

相変わらず鹿がだらだらしていますが、観光客が鹿にえさをあげる様が怖かった。柵を超えて鹿にあげたりするのはいいのだろうか。あの子たち、お使いとかじゃなかったっけか?

春日大社の萬葉植物園の藤は、去年の猛暑のせいで花がつきにくいようです。
天候に左右されるのも大変だなあ。それが自然のあるべき姿かもしれないですけれど。
藤と言ったら紫のが一般的だと思います。
普通に咲いていたけれど、確かに紫で埋め尽くされたような感じはしなかった。
でも綺麗ですよね。
万葉という名前なだけはあって、ちゃんと万葉集の和歌がちなんだ植物の下に書いてあるのですね。
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御衣黄(ぎょいこう)と呼ばれる緑の桜。
桃色じゃない桜を初めて見ました。
でも日本に古くからある桜で、花の形のまま散り落ちるんだそうです。

庭園そのものも、いかにも日本ーというイメージなので和みます。
って和んでいたら、子供が鯉に餌をやろうとしていました。
それに対する鯉の迫力が尋常じゃない件についてw
水面の上にまで口をあけてくる鯉とか初めてみました。
そんなに飢えてるんだろうか…。
普通に泳いでいる時は優雅なのにね。

藤自体には香りがないのだと思いますけれど、そんな中いい香りが漂ってきたので、たぶん説明文にもあったし、この子から香ってきているのかなあ、というのが、麝香藤。
麝の字が何か懐かしさを…。
中国の藤という説明がありましたが、ジャスミンの香りがした。

藤園が終わると椿園になってました。
これくらいきっぱりしている花も素敵です。
黄色い椿とかあって、これはレアものですと看板があったような気がします。

春日大社に行くにはエネルギーも時間もなかったので、最後に二月三月堂に行って帰ろう…とそのまま横切りました。
最近は夜に行くことが多かったので、芝生の上に誰もいないことが多かったのですが、そうでもない時間だと本当に家族連れでにぎわっているのですね。
日本の休日って本来こうあるべきだよなあ、と思わせるような。

二月堂からはやっぱり黄砂でよく見えませんでした。
一応太陽は出ていたんだけれどなあ。
ぼけーと和んでみました。途中で高校生くらいのドイツ系のお兄ちゃんたち3人が来て、直江スタイルでずっと風景を見ていたのにしびれた。

そのまま近鉄で帰ろうと思って、商店街で明石焼きを食べよう!と思っていたら、大学の友人が彼女を引き連れてデートしていました。リア充爆発しろ!
…いやいや、やっぱりこういう気分の時に現実の人に会いたくないものですね。
明石焼きの気分はどっかに消えたので、「clover」でスイーツを気取ってみました。普通においしかったし、店番のお姐ちゃんもちゃきちゃきしていておきゃんで可愛かったです。