魔竜王(ガーヴ)の挑戦―スレイヤーズ〈7〉 富士見ファンタジア文庫
- 作者: 神坂一,あらいずみるい
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 1993/12
- メディア: 文庫
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このあたりの話に関してはもうアニメと混ざっちゃってんのよねー私。違いと言ったらまずアメリアの「リナ」呼びだと思う。なんでアニメは「リナさん」にしたんだっけ?
最初っからラルタークとか出てくるあたり、クライマックスだなあ。今となっては「あれ、そんなやついたっけ?」程度の扱いになってますけど。強さがインフレ起こすと儚いよね。
だから最初っからシャブラニグドゥなんぞを出してしまったこの作品において、「それが禁呪」「しかも不完全」「相手も隙あり」みたいな条件を出すことで一定化させ、挙句「L様」という最強の存在を出したことで落ちつかせたのよね。うーん、なかなか素敵です。
たかが、表紙が金属補強してある、五百ページほどの本で頭をどつかれたくらいで、ガウリイはいきなし、『カドを使うなっ!』などと言いつつへそを曲げ、その場であたしと口げんか。
よくやったな中高時代にこういうこと。京極とかで殴った際はさすがにキレられたいい思い出(よくない)
「相手は魔族なんですよっ!生きとし生けるものので天敵!百害あって一利なし!害虫以下のシロモノといっしょに旅してたんですよっ!」
「…いやあの…そこまで言われると僕としても…」
「…けどオレ、まえから、そいつが魔族だ、って、うすうす気づいてたし…」
すさまじいなガウリイ。彼のそういう直感が、こういう人生を歩ませたんじゃないかと思うと切ないような全然切なくないような。
「今夜一晩中、ずっとあなたの耳元で、『人生ってスバラシイ』ってささやきつづけてあげるわっ!」
そのアニメのシーンは私なかなか気に入ってるんだ。
降魔戦争以来のミルさんとゼロスの再会。きっと本当に会いたくなかったんだろうなあって思います。だってそんあ竜族一気に滅ぼした相手と久しぶりに会うとかもうーやってらんねーぜって感じでしょうね。
赤毛のガーヴ登場。メディアのせいでやたら可愛いイメージがあるし、もしやミリーナの××かもしれない相手ですからまあ好きですよ。結婚したらさぞいいとーちゃんになるんだろうなあ。
「『赤の竜神の騎士』は…たぶん今ごろ…ウェイトレスのバイトで大忙しよ…」
ってことはリナはこの時点ではねーちゃんがスィーフィード・ナイトって気付いてたんだよね?知ってたのか、ねーちゃんが教えたのか。ならねーちゃんが倒してた魔族がガチ魔族って気付いてもよさそうなもんだけど。
そしてねーちゃんはいつ動くつもりだったのだろうか。さすがにリナがこんだけのことをやらかすとは思わんかったろうな。
はやくせれくと4読みたひ…