「けどあたしちゃんと、こっちに帰ってきたかったんです」この物語を、西条がセンセイと真崎と坂本クンとそれから尚の中でぐらぐらするお話、って思ったらそれはそれで簡単だった。でもそんな簡単なことでもない時があって、それは例えばバンドとか音楽とかで、音の話をし出す時。
真崎と、藤谷さんの音の区別を本能でしている西条は、そういう意味で彼らをとりこにしたんだと思う。それが恋愛感情かどうかは別だし、正直あんまりそんなことないんじゃないかなあとか思ったりするんですが…。
居場所、と、恋愛、は違う、と思う。
「いつか一緒にやろうな」っていう真崎は真崎っぽくない、オーヴァークロームっぽくない、って思った。けどそれが彼の根っことか元になっているものに深く関わるものなら、いくらでもアカネちゃん使ってくださいって、西条はおどけて言いそうです。
「敵がいて、あたしが誰かの敵になる」敵になる。譲れないもののために、自分で戦争を作った。起こした。参加した。
しかしグラスハート読んでると私の頭の中の作文能力の栓がおかしくなるわ。
そしてセンセイが「協力して!」って言ってるところで高岡尚と一緒になって「ド阿呆!」って叫びたくなった。いや言いたいこと全部尚が言ってくれたような気がしたからそれはそれでいいけどね。
あほウな藤谷先生は肝心なことがわかってねえええ!
最後テレパシーで必死でシンバル鳴らした西条はまじですごいと思います。
このお話が西条視点でよかった。