八合目から九合目はまたも30分くらいです。途中に雪が横目に見えたりして、ああ本当に雪あるんやって思います。
八合目になると淡々と一歩一歩進んで行く感じです。足を前に出す。進む。飽きることはないけど、たまに何やってるんだろうって思うことがあるくらい、淡々と。
みんな前見てる隙に ぎゅっと手をひいてほしいんだ
ずーっとここの一節が流れていました。こういう旅行に、この歌は確かに合ってると思います。
まあ歌だからいいのであって、富士山八合目で手を引いてくる男とかちょっと腹立たしいと思いますけどね！こっちのペースってもんがあるんだようらあ！みたいな。
九合目から九合五勺までは35分。九合五勺から頂上までも32分、でした。
しかしね、九合五勺からははっきり言って地獄でしたよ。なんつーの？95点から100点満点を取るののハードルが高いのと一緒だよねってくらい？
岩がとにかくあるので体を頑張って持ちあげなきゃいけないわけで、（挙句向こうから雷の音が聞こえるからMPめっちゃ下がるし） 淡々と足をすすめるレベルじゃないの。このルート作った人は最後の最後にこんなドSコースを作るとかやってくれるなって感じです。
富士宮口から登る方は、最後に備えてHPを残しておきましょう。あーしんどかった。
というわけで、だいたい4時間くらいかけて登りました。
あーしんどかったああああああああ
富士山信仰を読んでいて、あれ昔は女人禁制だったんだーと初めて知ったり。
うんまあ禁制でも別にいいやー。
頂上のトイレは200円ですが（トイレ自体がくそ高いらしい）、その近くに顔のないお地蔵さんがありました。明治の廃仏毀釈の波はこんなところにまで。
剣が峰に男性陣が行っている時にごろごろ寝ていたら、あっと言う間に帰ってきました。あいつらの体力は無尽蔵か。
下りは…まあね、ホラ下りには向いてないルートらしいから大変なのは知ってたんだ。。。御殿場から下るのが楽みたいですが、時間の関係上、富士宮ルートを下りました。
あのね、下山の時に事故が多いって彰彦が言ってたし、実際屋久島では下りで膝を痛めたから知ってたつもりだったんだよね。
下山の体力も必要です。（真顔）
岩がごろごろしているし、砂利も多いし、何より滑りやすいのが難点でした。新七合目まで下ってようやくコツをつかみました。踵から下りればバランス取りやすいってこと。誰か教えてくれよ。
六合目くらいだと思いますけど、このアングルで私はジブリを思い出しました。
こういうラストシーンのアニメなかったっけ？
路面電車に乗りひたすら揺られてみたら 「過ぎた夏の記憶」に収まる
もしかしたら僕ら最後かもしれないけど 頭の中ではずっと続いてゆく one time
下山にはゆっくりしたと言っても4時間くらいかかってます。
いろんな人とすれ違うので、写真を撮ったりお話したり。外国の方も多かったです。
下山したら砂とか灰にまみれていたので、温泉「花の湯」に行くことにしました。
六合目でチケットもらって100円安くなったって、900円ですが、確かにここよかった。アメニティもあったし、いろんなお風呂あったし、さっぱりした。
…この頃からだよ、日焼けが痛くなったのはさ…。
富士宮やきそばを食べて、今日の宿河口湖ステーションインに到着します。なんかいろんな懐かしさが頭をよぎる。。
富士宮やきそばは、固麺っぽかったです。
そこまで行くのに、朝霧高原を横切ったんです（ナビちゃんがそう行けって）が、このまま神隠しにあうかと思った！
夜なのに霧は出ているし、周りには牛や馬しかいないし。
一応県道71って書いてあったけどさ！
国道139に出るまではもういつどこに迷い込んでもおかしくなかった。
