隻手の声

隻手の声 鬼籍通覧 (講談社文庫)

隻手の声 鬼籍通覧 (講談社文庫)

 

片手ではどんな音がしますか?>どーでもいいことですって悟る。

そのくだりをネットで読みました。一休さんのとんちのようだ。

でもこの両の手を叩いて、どうやって音が鳴っているのかなんて、私にはわからない。

片手だけでは、なにか他のものを借りなければ鳴らないよねえ。

心の声で聞けってこと…ですか…。えー。心眼っていう…あれ…(なんか違う)

 

いやもうはっきり言って死亡診断書の書きにくいこと書きにくいこと。

たとえば試験に出る問題として、普段から不摂生で肥満高血圧糖尿病の人がいて、凍りついた道で滑って転んで大けがをして、入院中にがんが見つかって、そのオペに向かう時にトイレで倒れて頭打って死亡した…とかならどこまで何を書けっちゅーの!!みたいな!いやそんなこと普通はないだろうけど試験問題だからしょうがないですわ。

 

ていうか院生ってまさかの無給でしたっけ?えっとまさか授業料とか払わんでいいよね?え、どうやって生活…ああバイトか法医学の。しんどー。

しかしちょっと待て自分!そんなんなら臨床に走っても仕方がないと思うよ。うん、ああそうだ、研究者が育たないのなんて、周囲に比べて自分の生活がかつかつになる道に進むなんてレアキャラだと思うのよ!!

 

高齢者虐待。その気持ちはわからんでもない。甘えと言われても、人はそんなに強くないよ。

病気で入院、それで頑張って洗濯とかその程度ならまだしも、介護は大変だよ。いったい昔はどうしてたんだろうって考えて、そもそもそこまで生きてないんじゃないか?という結論にも至りました。

江戸時代とか、どうしてたんだろうなあ。

あの200年以上の太平の世というのは、つくづく素敵なことだったと想うのです。私も元禄の世あたりで生まれたかったぜ。

ていうか気付いたけど森君って私より年下!いやあやだそんなん!そんな時代からシュライバーしてるなんて。何があったの森君。

 

龍村先生が出てきました本格的に(^^)

私は素直にうれしい、こんなドSなたっちゃんが出てきてくれるなんて☆

テンションあがってますね。

ドSなたっちゃんも、そのたっちゃんにしごかれてキレて深酒する伊月先生も、その伊月に電話一本で愚痴を聞かされても平気な筧君も、なんつーかもうわくわくです。やったね。

そうだねこうやって成長するんだ。それにしても一瞬でびりっと破くこたあないでしょ。ったく。

どこまでインフォームドするか。とか。

どこまで教えないとか守秘義務にするかとか。

本当に分かり辛くて難しいと思います。

 

しかしとうとう講談社文庫にまでなったとは出世したもんですねみちるん…。みちるん無理にびーとえるの世界に入らないでもいいんじゃないかと思う。