お久しぶりです松本からの大町ってもはや仰木の実家行き

さて、もう夏も終わり。まだまだお休みしていたい気分です。
とか言うと働いている先輩方には「え、夏休みなの?」とか言われます。
そうです。夏休みなんて概念、お盆休みなんて概念は、あともう1回しか味わえないんです。

夏の余韻として、台風接近があるからかどうかわかりませんが、クーラーが意外と必要ない!これには驚きです。
長野は涼しくて、夜には半袖+長袖でないと寒かったレベルですが、名古屋は蒸し暑いものの、窓を開ければ風が通ってこれはこれで都会の夏。



8月26日。
夜18時頃から電車に乗って、大町へ旅立ちます。
今回は青春18きっぷがあと2回残っているので、消費するために全部鈍行で向かいました。これはこれで楽しい。
何より電車待ちの時間に町を観光出来るのがいいですね!

中津川に到着したのは夜19時30分。ずうっと昔、ここに野外学習に来たことがあるくらい。
駅から一歩外に出てみると…暗っ。
もちろん夜だからっていうのはありますが、とりあえず駅前に何にもない。これにはしびれる。
そして静かです。子供たちがかけていくので治安的な意味では全く心配していないしそもそも夜はまだまだこれからですよレベルの時間なのに!何でこんなに静かなの!まるでこの夜から人がいなくなってしまったみたい。

次の電車までは40分程度なので、駅前の大通りをずんずん歩くと、Brasserie Ivrogneという可愛いお店が左手にありました。居酒屋以外はここくらいしかなかった(普通の喫茶店ってものが存在してない!)ので、もういいやっと入ります。
それで中津川名物の●●みたいに書いてあったので、じゃあそれでって注文したら、
「今ライスはできません」
…なん…だと…だってまだ19時なんですけど…しかも私以外に客は2組しかいないのよ…。
わからん。私には中津川はつかめないところでした。
しょうがないので和風パスタをお願いし、出てきたのは、パスタにちこり、大量の大根おろし、しその葉に海苔がのっかったパスタでした。
やおいしかったですけど…駅前だからしょうがないのかもしれませんけど…これで1000円って高くないかな…orz
ちなみにお手洗いに入った時に、スペシャルメニューとか書いてあったのを見るに、ここには皆で入って楽しく女子会をするのが正解だと思いました。ワインとかもあったし。

中津川に打ちのめされつつ、次に塩尻で乗り換えて、松本に到着します。
途中で雨が降っていたけれど、降車駅ではどこも降っていませんでした。人徳だね☆ 
それにしても、松本へ行く鈍行はひどいよ。今時ってくらいなレトロ感に、夜だもんだから人がいない。ほとんどいない!
雰囲気出ますが、今回旅のお供が教科書だったので、ちっともうきうきしませんでした。あんまり読めないし。つーか人のいるところで開けないし。持っていくものを間違えた。確実に。
なんかね…この中でぼんやりと、「あー刺されたたくみが二人で海行くところだわー」って思いました。たくみはもう死んでるんだけど。手を握り合って。
そうやって揺られる夜を運んで、列車ってのはずっと色々見てるんだろうなあ。すげえ。 

1月ぶりの松本さんですよ。まぁここも途中下車ですが。
また「まつもとーまつもとー」という淡々とした声に迎えられました。
すっかりぼんぼんもなくなっている構内を通り抜け、慣れた松本駅に。まだゆずるんもとい信玄が暴れた後遺症は残る駅前。

…いいけど、次に私が行く大町行きはなんと最終。終電です。
なのになんで駅にこんなに酔っぱらいが多いんだろう。長野に帰るのかしら。

夜に松本に降りて、さて30分でなにをしようって思って歩いているうちに、つつっと足が無意識にブエナビに向きました。松本に来たらここに行く、みたいな。まるで直江のような行動。
1月前と変わらないエグゼクティブさでそこに立っています。
そこからゆずるんがいる予定だった歯科医師会館を横目に大通りに出て、そうだ千歳橋に行こう、と決めました。
高耶さんと沙織が松本城に殴り込みしたのも夜だったし。そう考えるとどこもかしこも楽しいわ!!
千歳橋周辺は、さすがにこの時間だからあんまり人気もなかったです。ただ車は行きかっているし、若者も時々通りすぎていきます。

千歳橋から居酒屋がたくさんある駅前の通りを抜けて駅へ。
23時になるのに、そこかしこに人の群れ。ちょうど2次会終わった人たちがタクシーを呼んだり、歩いたり、はたまた3次会に繰り出したりしています。まだ飲んでる人も店の中にちらほらいるし。
小さい街って高耶さんは松本を称するけど、いやぁ小さな栄(名古屋の繁華街)みたいでしたよ?町の規模的には十分栄えてておっきい町だと思います。
だからどっかの居酒屋で今日も高耶さんが飲んでたり。
たまに帰ってきたゆずるんとやっぱり飲んだり。
…行くとこは間違っても城山じゃない。
そんな日があることを、願ってた。願ってたし、今でも夢見てる。


松本でライブか何かがあったらしく、松本から大町への列車はなかなか混雑していました。
どうでもいいが、名古屋からの特急が局地的な雨のおかげで、なんと2時間以上も遅れていました。それ特急って言わない…。よかった鈍行で…
にしても鈍行で行くとJRの3分の遅れがよくあることにびっくりですよ。海外を笑えない。

高耶さんの親父の実家大町へ。
大町から松本へは、都会に引っ越したわけだ、仰木家は。だからきっとお父さんは、倒産して離婚して子連れでも田舎には帰れなかったんじゃないかしら。プライド高いエリートマンだもの。
大町をあの時思い出した高耶さんは、もうお父さんへのあれこれを乗り越えたんだと思いました。子供は恋人を作って親を捨てていくものらしいから…(byライラ)。まあそうだよな、と思いつつ、遅れた特急の余波によりやっぱり10分くらい遅れて大町に到着します。

0時回ってるけどな!!

駅前は整備されていて、観光の街ということを実感させられます。3年前にたまたま降りた時は、昼だったせいか、もう少し田舎色が強かったと思う。
宿泊先は駅前に取ったのですが、いやあなんつーかね…怖いくらいの夜ですよ(暗さ的な意味で)。
駅前に看板があるのですが、「60m直進後左に70m」って適当な感じで書いてあるの…。
こういう、東に!とか●●m!とか書いてある看板難しい。だって夜だったら東も西もわからんし、メートルとか、全力で50m走の秒数走るくらいしかわからん!どうしろって言うのよ!
まぁなんとなくっぽい建物は見えたのですが、そこに行くには、駅前にも関わらず軒を連ねる飲み屋―というかスナック―から今まさに出てきたおっさんたちの間を抜けて行かねばならない。
いやだ。それはなんかいやだ!せっかくの大町を、高耶父の親戚みたいな人たちの間を通って行きたくはない!
てなわけでアップルランドから遠回りしました。ただ夜だから道が見えなくてちょっと行きすぎかけた。
その先に何もないからすぐわかるけど。

そして明かりも消えた宿はなんと開き戸が開きっぱ。
おいおい入ったら警報鳴るんじゃねーだろーなとこそこそ入ると、フロントに名前の付いた鍵が。
おおう…自動チェックイン?
というわけで一応住所とか書いて誰にも会わずに部屋に入る私。しかも玄関の鍵が閉まらないの!非力すぎて!
ま、いっか…大町だし…(えー)

2お風呂に入り、去年のジャンプをちら読みし、部屋に戻りました。
しかしお布団が敷いてあってほっとした。ひとりじゃない、みたいな。
ちなみにこの旅館は屋上の庭園が自慢とあったので屋上に出てみようとしたけど、開けれなかった…;深夜だしがたがたやるのも気が引けて、諦めて帰りました。

部屋から見るに、

驚くほどの数の星はない。
街の明かりがあるから、せいぜい四等星止まりだ。

ってカンジ。←

あ、さりげなく寒かったです。さすが大町。