炎獄のディアーナ〈後編〉

 

 

きーさんが倒れたときはこちらまで痛くなりました。諒のときはもっとやれと思っていたのに不思議ですね。

だってきーさん大好きなんだもん。彼は自分に正直だし、ぶれないし、そして十九郎君大好きだからもう。そういう正のエネルギーが働いている人はいいですね。だから大好き。

この状態からきーさんが1人立ちするというのはどうなのでしょうか。これを読んでいるとより一層レベリオンのときの選択が痛い。夏江さん、嫌いじゃないよって慰めることは出来ても、それはもう夏江さんの役割ではないんでしょうね。そこで夏江さんを頼ってしまうことが、きーさんの弱さだと思うし、そこを無理に独り立ちさせてしまえるのが十九郎君。

この2人について語りだすととめられないのでやめておきましょう。大好きですきーさん。

 

諒の話は結局「贖罪」のために生きるということで忍さんに頼っているので、彼にどうこう文句を言う権利がないとわかっているから痛いけど、それに付き合わされる亮介はたまったもんじゃないですよ。彼の自虐趣味に、彼を好きな人間がいたたまれなくなるというこの事実をだな。だから大好きでずっと幸せでずっと一緒にいようねって何度も示さなきゃいけなくなる。ああ面倒な人。

冴子ちゃんがその心の中まで浄化できるといいけどね。それにしても諒さんはよく死に掛けるなあ。

そうか知らなかったのだな、という感想です(冴子さんと忍さんの関係性)。だってもう知ってる前提の話が多すぎるから。ただ諒は知ってたわけでしょ?冴子ちゃんがいなくなっても絶対大丈夫って思っているかもしれんが、どうして亮介さんがいなくなるとこんなにもパニックに。

存在意義を他者に預けることは危険で、そして彼は忍さんから相手を移し変えただけじゃないかと思わんでもない。彼の「強気」がこんな風に出来てたらあんまり意味は無いんじゃないかしら。ううむ、何で冴子は違うんでしょう。

 

そして十九郎君はさあ、目の前で水沢が死に掛けたからといってとっさに力を使って心臓ショックとかもう超高校生だよ!怖いよこの人!

正直術者なんぞしなくても十分に生きていけるからいい気がする。

夏江さんはかつて十九郎君と同じ道をたどっただけあって、ああだから忍さんにお願いしたのかなと思います。夏江さん自身のオーラがあれだからいいけど、十九郎君なんて中身が極道だもんな!(えー

例え亮介に何を思っても、自分の不甲斐なさを嘆いても。でも結局彼は「持たざるもの」であり続けたと思うと。。はげる。彼の理想が高くて、「理想に追いつくために努力する」という信念がある限り、そんな彼自身を好きでいられることは出来てもきっと彼は自分に満足することは出来ないんだろうなって思う。

 

つかほんときーさんって十九郎君以外のことどうでもいいんだな!びっくりした!だってたぶん亜衣ちゃんのこととか相当どうでもいい具合になってるもんこの人。崎谷の彼女って印象と女Aという印象に差が無い。

きーさんは亮介の自主性について諒を責めますが、そういう自分の自主性についてはどうであるか聞きたいね!

 

「悲しむ人がいないと、幸せになれない」忍さんは自分で悲しみを背負う人ではあったよね。

亮介さんは大きくなろうとしていて、安定しようとしていますが、「楽な」自己犠牲に逃げるのが結果的には悪だとしても、逃げたいじゃないの。だってもうこれしかないのに。すがりたい。

ただ最後の約束とはなんだろう…。絶対今までに出てきてるはずなのに忘れてる自分が憎い。

 

それから炎将が頑張っている件について。自分大好きおにーちゃんでも、みがにドン引きするとかある意味すごいよ。

 

そして忍様は20歳になられました。そうか、…年下か…(言わないで!私そろそろ直江の年齢に近づきそうでいやなんだから!)