閉店してしまったお店。

フランスに行った両親がジビエの魅力に取りつかれたので、ジビエを食べに出かけました。
イグレック アサイです。

事前予約で、ジビエを何食べようかなーとメニューを見ていて、やはり鳩を食べたいと父が言うからそれは除いて(フランスと違うんだからお互い食べたっていいわよねってことで)、灰色山鶉にしました。
メニューに「くせがある」って書いてあったものは、もし駄目なら悲惨じゃないですか…。。

シェフの奥様のサービスですが、顔がちっちゃくて可愛い…!そつがない!
こういう女性になりたいと思いました。
しかし私は料亭の息子の家庭教師をしていた時期に、外ではどんなすんばらしい顔をしている女性でも、家庭に入るとなかなか大変なのを間近で見てしまったので油断はしません(なんだそれは)。

夜だし3人だったので窓側の席ではない方だったのですが、そこのソファーに置いてあったクッションがもう素晴らしい!(え?)これだけ持って帰りたいくらいでした。
いらっしゃったもう一組は謎の4人組でした。穏やかな顔して滔々と喋るおっさんとその奥さんと、若いCP…?最初は親子かと思ったけどそうでもなさそうだったし…。わからんかったけどああやってα波を出しながら自慢を延々と喋るおっさんは嫌いじゃないですww旦那の父だったら全力で御免被るけどね。

最初はアミューズのブーシュで、これもお皿がすっごく可愛かった!いっそ欲しかった!
最近物欲にまみれてますね。

牡蠣の冷製ナージュ仕立て。牡蠣は本当に私は東北の牡蠣が好きだったので、もうそれが食べられなくなってどれだけ嘆いているか。東北の牡蠣のあのミルキーさが素晴らしいのですよ!

料理の話を全然書いてないですけど、まあ普通にここまではおいしかったのですよ。
それが次でね!(ここまででシャンパン空けてます)
私のコースはニース風秋刀魚のグリエと野菜のマリネで、まあ普通においしかったのですが。(うすくスライスしてあって色どりも綺麗でした)
母のコースは(少し値段が落ちる)帆立としいたけのソテーで、おいしかったのです!!.。゚+.(・∀・)゚+.゚
うーんこっちにすればよかったと思ったくらい!

そして次に白・赤ワインを空けつつ…パンを食べつつ…(滅茶苦茶おいしいわけではないのにやたらおかわりしてしまった)
イサキのフリット。渡り蟹のブイヨンとありましたが料理がきた瞬間に「蟹!」と思ったくらい蟹でした。香りが。

本日のメイン、ジビエ
私はジビエは初めてだったので、最初に運ばれてきた時は「なまぐさ!」と思いました(ごめんなさい)。
で、食べてみると、私の鶉はなかなかにして生臭くなかったww父のピジョンでしたね。。
鶉はたぶん誰でも食べられる味で、鳩は、1,2切れ食べるなら味も効いててああおいしいって思うんじゃないかと思うのですが、それを5,6切れ食べると「あー…」と思っちゃうかもしれません;;
このあたりは好みの問題ですが、私は本場フランスでも鳩は躊躇するかなって思いました。向こうなんだかんだで味濃いからね!
…おいしかったのですが、そこまで執着するような素材でもないような…?
赤ワインが鎮座しているのは仕様ですww

チーズとともに紹介していただいた、Macvin du Jura par Andre & Domaine Mireille Tissot。リキュールベースなのですが、甘くてさっぱりしてて気に入りました!!(・ω・)+
自分で探して一人夜に飲んでしまいそう…。これはハマる。

そして食後のデザートと珈琲ですが、これは器が気に入りました。買おうかと思った。
物欲系の感想が多いですが、そのように、可愛らしくて正統派なお店だったと思うのです。
奥様の人柄もあると思うのですが、ふんわりとよいものだけを与えられて育った空間、といった印象でした。 
私のイメージする外国を取り入れた日本というかね。
インパクトがほしいとか、そういう意見もあるかもしれません。でも、基礎に忠実であることがどれほどよいかという思考に最近走る私には、大好きなお店になりそうです。