祇園闘乱事件

予告がホモだった、気がする。

が、前回もほもほも叫んでいたような気もするので、無問題だよなあ。←

 

祇園での乱闘事件。まあなんというかどっちが悪いとかじゃないよねこれは。要するにまとめると、強訴を阻む(というかお金を払って引き取ってもらう)平氏にそろそろキレたってことじゃないか寺社側が。

いやでも寺社側もいつもお金や領地貰って引きさがっているわけですよね?だからと言って相互関係にあるわけじゃなかったの、か?

それとも寺社内でもめてたのかな(荘園もらえばいいじゃん派といやいや強訴で知らしめるのがいい派とか)?

なんにせよその後の紀行を聞くに、これを期に鳥羽院はさらに武士を重用したってことなので、この博打は平氏の勝ち、ってこと、になるのでは、と思いました。

 

きんかくぎんかくって、最遊記を思い出してトラウマ化しますよ。

どうでもいいけどこれってぎんかくさん亡くなったの?

 

それで乱闘が起こるわけですが、始まった瞬間に盛国さんが即座に清盛を庇ったのに萌えた!!はやい!なにあの無意識の庇い方!!完璧!

時々盛国さんの無意識ホモに色んなものを忘れそうになります。あのひとこそ下剋上やで。

そんな盛国さんに庇われた清盛の「やめよ」の切迫感のなさ。だよねー散々強訴で戦った相手でしかも相手はあの兎丸の知り合いなんでしょ?

 

さてとりあえずこの乱闘の責任をとって牢屋に入るわけですが、この当時の牢屋なんて幕末なんかメじゃないくらい汚くて不衛生だと思う。が、あいつらもともと汚い出身だもんなー可哀想って気が全く起こらないー。

だいたいなんでこの事件で盛国さんが牢屋に入らなきゃいけないのかわからない。盛国さんって最初清盛庇ってただけじゃない?

あれですか、清盛と一心同体な盛国つかまえて入れてあるから許してってことですか。わかります。

盛国さんと清盛の別れのシーンとか、もう獄舎のね!壁が!邪魔!!手を握り合ってもよかったレベル!!そこで「奥様に子が出来るんだからうんぬん」なんてもう鏡!ホモの鏡!!!

俺がお前の闇を引き受けるからお前は光の道を行けってことですね。

この主従のホモっぷりがたまらないです。くあ!

 

比叡山の紫の法衣ってどんだけ位の高い人がきてるんだ。

 

さて弁慶ちゃんが登場しました。この子私姫神様の影響で天狗ってことになってますが、意外に単なる無頼者。

この子がこいつ(義朝)の息子の部下になるわけか…。あのナレーターの頼朝さん、チェック入れないでいいんですか。久しぶりに義経見たくなったな。

義朝ちゃんとか思いっきり矢を射かけてますからね。義朝ちゃんも本当に893顔が似合ってならんな。

そこに、源氏の上から、全力で無表情で矢を射かける清盛。

でもこれって弁慶がちゃんと見てなかったら源氏の流れ矢ってことになってたんだから、もうちょっと源氏の子は清盛に怒るべきだと思うよ。

 

清盛が今まで超絶無頼者ってイメージできてたから、だからでしょうけど、この時代の神の輿とかもう絶大な権力があるし、それに矢を射かけるなんて夢にも思わなかったんでしょう。それをこの子やっちゃったw

彼とか、それから信長とかもそうだけど、明らかに「シンセイニシテオカスヘカラズ」をあっさり無視ってしまえるところが傲慢でもあり反発を招くところでもあり(信西さんの言うところの既成にはそれについてきた人々の歴史があるわけで)、しかしてそのあたりの葛藤があんまりなさそうなんだよね清盛ちゃんって。

普通の人だったら忠清さんみたいに「ぎゃーたたりじゃー」ってなるわけで。いくら奥さんが坊主の祈り甲斐なくして亡くなったからってそこじゃない。

無頼育ちとは一つ違う何かなんでしょう。忠盛さん曰くの舞子の血。じゃあその舞子ちゃんの権力者に逆らう心はどっからきたんだ。

まあとにかくこの乱闘事件が清盛ちゃんが無頼であるからこその事件だったんだなあって思いました。

 

そのまま一族会議ののち謹慎。「ごめんねパパ」って言う清盛さんに驚きを感じました。

一応一族的にまずいことだってわかってたんか…。

でもやっちゃったんだもんだってあれには神様なんていないんだー!ってことですか。

お父さんガン寝しているので清盛さんよりまじ大物。

 

お貴族様で会議しとる。どうでもいいけど夏なんですか?みんな汗が噴き出てる。

そこでもう一つのホモが。ええっあの論語でわかりあってたんですね信西と頼長。この二人は確かに膨大な書物を読みこんでいくその思考回路は似ている気がする。ただ信西はより新しいものを、実地体験をと求めてリアルに走るんだろうな。そこの差です。

まあ身分の差とも言えるが。もともと「今の世はいけない」ってことで一致していても、頼長さんは所詮藤原摂関家の人間だから「昔の栄華」が自然と頭から離れないんだろうし、信西さんは出家したことで「新しい世界」をためらいなく口に出来るんだろうな。

ていうか出家って私俗世の全てから離れる(西行さんの例もあるし)と思ってたんですが普通に超重役会議にも出席しとるし世を経ては東行さんも頭丸めたりしながらザンギリ通してるし、こんなもんなんですかねー。

しかし頼長さんも可哀想に…。こういう味方が少ない人の敵になったらいけないんですよ!執念が深いからね!

 

誰が清盛を流罪になどさせるものか。こんな形で俺の前から姿を消させてたまるか!」

今週もツンデレホモでしたありがとうございます。でもおまえなんにも動いてないよね(あっ

 

時子さんは妊婦でしたが、よく食べるなこの人。たぶん儚げ明子さんを見慣れていたせいでもうお屋敷の人はびっくりしてるんじゃないかと思います。

それで時子さんに謝りに来る忠正さんのいい人っぷりに萌えましたが、子供の相手をしているうちに「誰も好き好んで、血の繋がりでは争わぬ」とか言い出しました。

まじ お ま え が 言 う な !!!>乱

 

パパと謹慎部屋で遊んでた清盛さんにお父さんは「おまえは舞子の血があるから、いつか世の既成の何かをぶち壊すんじゃないかと思ってた」みたいなことを言っていました。

忠盛パパ好きだからいいんですけど、盛大に初恋引きずるよねこの人も。

 

さて決別したホモの方ですが、「たった一本の矢に国中がかき乱されております。それは清盛が世に欠かせぬ男ということです」「おってはならぬ男ということじゃ」という会話をしていて面白いです。案外気が合うよねあんたら。

ちがう気が合ったから仲良くなって理想が違うから決別したんだった。

 

鳥羽院的には平氏と信頼関係にありというかぶっちゃけ共犯関係なので、庇いだてしたいんだけど、あーでもあいつ清盛ってあの物の怪の血だろ?つまり俺の叔父だろあいつもーってな…ああここはホモじゃないのねすみません。

ていうか璋子さん亡くなってから確かに得子さん張り合いなさそう。

 

そして謹慎部屋に鳥羽院お出向きます。この人図太い。そりゃあ内裏で水仙や菊にダイブしまくってるもんな。

この親子が謹慎部屋で双六してたりガン寝してたりする途中じゃなくて心底よかったと思いました。

 

鳥羽院は、清盛が神輿を射たのはわざとかどうか聞きにきます。ってそれそんなに重要なのかな。だってそれたとえ坊主が「わざとだよ!」って言ったって政治的決着がつかないわけでしょ?

あ、そうか、真実がどこにあれ、一番トップの鳥羽院(崇徳帝ェ…;;)が「偶然!」って言えば問題ないんだもんね。その人が来てるんだ。

その人に「わざとです」と答える清盛さん。

でもこれって清盛さん的には一種の博打なんだよね?パパが「お前博打つえーな」って言ってたしそういうことかなと思いました。

 

そしたら鳥羽院、黄色の衣装をふぁさ…っと上げて、「朕を射てみよ!」とな。

はい?ってならないでちゃんとエアで打ってあげる清盛さん。

鳥羽院は「自分に流れる白河院もののけの血が流れ出た!清盛お前は白河院が作った乱れた世に放たれた一本の矢!」とか言って感動して罪が軽くなりました、と。

なんだろう…これ鳥羽院的には清盛を共犯者的目線で見たのかと思いましたが別に清盛ずっと真顔だし、むしろパパの方がにやってしてたし。どっちかって言うと白河院の世に振り回されていたのは忠盛さんだから、彼ならわかるのかな。

でもこれは鳥羽院の解放なんだよね。璋子さんが亡くなっても解放されてなかったんだなっていうのは哀しいけど。白河院からの解放。

これで鳥羽院が解放されたらそれはそれで面白い世になるけど…。

 

ラストに時子さんといちゃいちゃして「おれは平氏の子だから」的にまたパパと話し合ってうきうきしていた清盛に、ついにいい子ちゃん家盛がキレた!と思ったけど

予告で全部吹っ飛んだホモだホモ!!がっつりおしたおされたわ!!

公式HPでね、大東くんのインタビューが載ってて、この子こんなこと考えてたんだって思えたのがよかった。あの子も大人になったなあ(なにその感想)。

でも公式も頼長と家盛の特別なシーンがありましたねとか煽るんじゃない。

家盛が死へ向かっていく引き金になった大切なシーンになった」とか、それをあのなーんも考えてなさそうな顔した耕史君と大東君が演じるとか!!!!!!!!!いやだ今夜見るのが怖いわちくしょー!

最後に「かけがえなき、たった一人の兄上」とか入れるとかもうやだ大河のスタッフわかってるわ!

 

あ、あと予告で名古屋港区が誇る当知のヤンキー静ちゃんがいた、気がする!