これを見てしまったら実習に集中できない、そんな理由で見るのを一時ストップしてました。
保元の乱です。でもまず前夜。いいよねこの前夜っていう響き…。
さて鳥羽帝が亡くなって(今見ると本当に鳥羽帝に菊の花を敷き詰める得子さん怖いです)清盛さんが警護しているところに西行さんがやってきました。
あなた今回必要ない人だよね正直と思いましたが、よく考えたら歌を詠まれるまでもなく因縁浅からぬ人でした。
いや「君に契りのある身」とか自分を称していますけど、別に鳥羽帝とあんまり契りとかなかったよね?
あなたが契り合ったのは鳥羽帝の叔父子、崇徳帝と、鳥羽帝の純愛相手の璋子様と、そのお付きの堀河さんだけですよ。
まあそりゃあ鳥羽帝はむしろ西行さんに感謝すべきですよね色々と。璋子様に「ひとをいとしく思う気持ち」を教えてあげた人なんだから。
鳥羽帝が亡くなってから、どんどん保元の乱も含めてお話がキナ臭くなってきています。
それが朝廷から武士の世にお話が移るようで。だって朝廷パート濃かったけど恋愛してたもの。今完全に泥にまみれてはいあがっているもの。
前回頼長様と崇徳帝は受けッ子の対面を果たしておられましたが、「わたしほど国のことを考え、働いてきたものはおらぬ」とかなんとかおっしゃっていらっしゃってもう本当にフラグたてるのが上手いですね悪左府さま!怨霊じみた顔をしておられる!
そうですね、と言って差し上げたいですが、いやあでもほらあなた…家盛様の一件…。私たちは忘れてないですよ…?
今思ったんですけど家盛様の一件はお父様と家貞様しかご存じないんですよね?清盛さんは家盛さんは体調悪いのに無理して亡くなったとか神輿のせいとかそんな感じですよね?ここで家中が御存じだったらもうどっちにつくもないものね…。
上皇様と天皇様、どっちにつくかでもめておりますが、叔父上が「天皇じゃない方についてもし負けたら俺ら逆賊だっての」とかおっしゃってておいいいいフラグ!となりました。
皆色々おっしゃる中で司会進行役を務める盛国さん。本当にまあ働く人。
「我ら平氏は、いずれにもつかぬ」とかおっしゃる清盛さんに一瞬あのたくみの顔がかぶさりましたがたくみより考えていらっしゃったのですね。(去年のたくみはまじでどっちにもつくって言って途中で引き返すという最悪パターンだったからな…)
清盛さんがおっしゃることはまあだいたい歴史通りというか、じーっと見ててぎりぎりになったあたりで高く買ってくれる方に味方して勝敗を決するという、まさに金持ち喧嘩せずの発想でございます。
そんな清盛さんに時忠さん満足そうです。この人小ズルい手好きだもんな。こういう発想大好きそう。(長州とか大好きだよねこの発想。薩摩とか会津とか嫌いそう)
なんか清盛さんはこの戦いとか武士がしたい戦いじゃない(結局争いたいのは武士じゃない、単なる番犬扱い)っていうのが本当にいやなんだろうなあと思いました。そうやって使われるのに耐えてきたお父さんを見てきたから、俺は使う側になるわ!ってことですかね。
確かにここで勝つ方に味方しないといけないわけで(もしこれで去就をはっきりしなかったから乱後に色々不利だからな)どっちにつこう?ってなるのはわからないでもないですが。その後のことばっか考えて戦のこと見えてる兄上?ってなってもしょうがないけど。
最後にしっかり〆る盛国さん仕事しすぎ。
そして叔父上が「兄上に似てきたな」とみとめるとかあっフラグ
そこに信西さんがやってきます。
いやー信西さんとか今ふらふら歩いてる場合じゃないでしょあなた重要人物、まあ平氏の武力がそれほど大きくなっていったのねって解釈してたら、後白河様降臨した。
もうね、本当にこの人は…。大好き。ひとしきり罵った後にさいころを投げつけるとかもう…。
いやでもさ、悪左府様は領地をちらつかせて平氏の参加を頼みにしたわけですけど、後白河様のこのモノ言い。まさに対照的。ほら信西さんもびっくりしてる。
信西さんはどっちかというと悪左府様と発想が似てるんだよね。。
そして彼は後白河と清盛さんの対決を見るのはこれが初めてだったわけですから、知らずにわけのわからんプレイが繰り広げられているのを見てびっくりしたことでしょう。
この二人って本当にヘタレ攻め(清盛)×誘い受け(後白河)ですよね…。しかも常にリードを保ちたい二人で、下剋上時にありって関係性。
「平氏は、必ず勝ってみせまする。この戦にも、あなた様との勝負にも」と清盛さんがおっしゃって、まあここで後白河さんにつくことを決めたらしいですけど、後白河様との勝負は平氏関係ないよ清盛さんだけだよって思いました。
でもわざわざ呼び出すくらいなんだからさあ、後白河様は好きなんだろ平氏のこと。清盛のこと大好きだろ。遊びをせむとや生まれけむなんだからさ。
そんなツンツン後白河に包容清盛とかもうやばいわ。朝廷組三角関係がようやくおさまったと思ったら次代はホモでプレイに走っておられるとか、さすがです。
源氏では為朝が父のためにいらっしゃったのですが、いやーこの親子私好きよ。
それで平氏はどっちにつくかってお話になり、ここで清盛さんのとんでもない惚気がさく裂してました。
「帝は互角に渡り合えるところに登ってこいとおっしゃったのだ」
あれこれはちょっと…。
「できるか、直江信綱」ですか?
「あなたの傍らを全力で勝ち取ります。必ず獲得します。たどりついてみせる。必ず」ってことですよね?
なるほど…私が最初っから彼らに突っ込んでいった理由がよくわかりました。
つまり関係性が直高だったんですね。
色々不安様子はありそうだけれど、清盛さんに「ん?」って聞かれて反論できないならはなっから反論するでないわ兄弟ども、って思いました。
頼盛さんも。おまえそりゃあ兄上のようになりたくないだろうけど、兄上が一人で暴走してアレコレソレな事情を知らないから。。
ああと、「戦場では生きるか死ぬか以外構ってられるか」って言う侍大将よかった。うんそれはあなたの役目、政略を考えるのは清盛さんの役目。だからそれでいいと思う。
んで平氏も源氏も自分の家族の避難。ちょっとさすがに…とか思ったが、義朝ちゃんが「由良!」って言ってるあたりで悟った。これ愛情あるわ。
義朝ちゃんって一緒になって戦ってくれる人が由良さん。癒してくれるのが常盤ちゃん。
あー素敵な人だよね由良さんってば…。行ってこい!って言える人がいい。
平氏は平和でなによりです。恋する心は関係ないけどここまでくるともうオタクも一直線だわ。しかもまた赤ちゃんとか本当に清盛はリア充爆発しろ!
さて源氏。。源氏!!!!ここで一回目泣いた!
「馬屋が混みあうので、そちたちはここで待て」と言える為義さん。
そこで息子の心を見抜いて義朝ちゃんを罵倒する通清さん。(それを狙ってたならきっと為義さんと通清さんは前夜話合ったんだと思うよ…目と目で会話したんだと思うよ)
「正清、厄介な殿を見捨てられぬは、わし譲りじゃの」って言って見送ることが出来るお父さん主従。
ああああもうこのお父さんたちやばいよ。なんだかんだと父なんだよ。それがわかって今日は気分がいい!
それで正清が義朝のとこに行くじゃないですか。友切見てる義朝はきっと微妙に常盤ちゃんの言うこととか引っかかってるんだよ。それで正清を見つけるわけですよ。
「遅いではないか。主に恥をかかすでない」
ツンデレの名に恥じぬわ。
それでも義朝ちゃんはここでわかってしまうんでしょうね。正清さんが来たのを許してくれたお父さんたちのこと。
もう死んだ。ここで泣きすぎて死んだ。
愛のアランフェスで、主人公たちが喧嘩ばっかしてるペアが実にいい演技をしているのを見て衝撃を受けるシーンがあるんですけどまさにこれですよ。喧嘩する中からつかみとる絆ですよ。
それで平氏サイドはねもうね泣いた。泣いてしかない。
頼盛が清盛に叛意あることを知った叔父上は止めます。このにやり笑顔がやばい。
頼盛ちゃんはもし戦に負けたらどうすんの平氏滅びるんだよとか言うわけで、じゃあ俺が走ってやんよみたいな叔父上の笑顔がやばい。
「生きるも死ぬも諸共!それが平氏の絆じゃ。絆を絶って何を守れると言うのじゃ!」
「きっとそう仰せになるであろうと!」(清盛さん見抜かれてる。。)
「清盛、わしとお前の間には、絆などはなっからないわ!」
これなんで頼盛に言わせたのかしらね。
だってさ、回想シーンみたいにしてほしかったよ。これじゃあ頼盛の言葉からしか伝わらないよ。せめて直接言ってあげてよ愛が伝わるよ。
そう思っていたらこれです。
「清盛、わしとお前の間には、絆などはなっからないわ」
やさしい。もうやめて。ああもうこれ絶対清盛ちゃんに伝わったよ。愛伝わったよ。
だがしかし、「忠正殿、かたじけない」と言う宗子さんが真っ黒に見えた。
え、え、あなた全て知って黙ってたでしょ。。お願いまでしたのあなたでしょ。あなたはもう清盛そして平氏の味方なのね…。
そして…清盛さんを待ってるとしか思えない義朝さんにまたもうぶれないツンデレを見ました。