これ後年頼朝ちゃんがさあ、義経に「後白河さんが認めてくれるってさうっほほーい!」って言った瞬間に敵認定してしまったのも、むべなるかなって思いますよ。
朝廷のあれこれそれを全部見てきてしまった頼朝ちゃんは、だからこその鎌倉という、敢えての京から離れたところで、都を構えたのかもしれん。
そして政子ちゃんは、このあれこれを知らないから、朝廷に全力で喧嘩を売れたのかもしれない。
んで頼朝ちゃんはお父さんが、おじい様を斬ってからヘタれていったのを見てるけど、それと同時に親兄弟も容赦せぬという態度も見ちゃったので、それはそれで仕方がない一緒に堕ちようみたいな心地で義経追討令を出すわけですよ。(完全に姫神さまじゃないですか
なんにせよ、歴史は繋がっていて、うれしゅうございます。
やべーなーこの影響受けた頼朝ちゃんとかもうやべーどんどん株があがっていくわ!!!
一番萌えたのはこれです。
「年号は平治なり。花の都は平安城。我らは平氏なり。平の字が三つそろって此度の戦に勝たんこと、何の疑いやあるべき。いざ、参る!」
「我こそは源義朝が子、鎌倉悪源太義平。四つ目の平の字は我が名にあり。いざ戦わん!」
この!!名乗り上げ萌える!!!燃える方かもしれんが!きゃー格好いいよう><頭いいよ二人とも!そんな言葉遊びがとっさに出来るとかまじまじすっげー!
つうか重盛の役者さん好きだな。
重盛さんや基盛さんは誰に入れ知恵されたか自分で悟ったのか知らんけど、ちゃんとわかってるわけですよね。
それに比べて宗盛さんの「え?え?」って感じときたら。頼朝ちゃんなんて自分で「元服してとーちゃん守るんだ!」って宣言したんに!なんて可愛いこと!
まあでもあいつ三男だしなー誰も期待してなかったんだよー。。(そしたら知盛の格好よさはどうする)
義朝ちゃんは「さあ来い清盛俺の胸元に飛びこんでこい!」っていうテンションなのに、清盛さんがじらしプレイを仕掛けるから!!
「何ゆえ清盛は攻めて来ぬ」とか言って「いやそれはあんたが攻め様であっちは受けだからじゃんね」と心の中で呟いておきました。
だってあの二人の奥さんに向かってお互いのこと惚気るとか本当に!(注:出会い棟梁として決着をつけるこれがさだめとか言って二人の顔が交互にうつるシーンのこと)
最後に一騎打ちしてましたが、このシーン去年のスタンド信長思い出したwww
でも何気に二人とも運動神経すげええ。
んでさー、最後にさー清盛さんが襲い受けな感じでのっかるわけですよねー。。。もうなんなの。何の御褒美。
負けた後の義朝ちゃんの涙の顔も美しかったでござる。もう死ぬ。死にそう。がちんこ勝負して負けたわけで、その力こそ全てな義朝ちゃんが、お父さんなくしてどんどんおかしくなってブレていった義朝ちゃんが、最後に頼みにしていた清盛との戦いでもやっぱり負けてしまって、もうこれは支えが何にもなくなってしまったわけで、哀しすぎる。
あと今回すっげえ楽しみにしてたのが、「日本一の不覚人が!」だったのですが、全然萌えんかった。何故だ。
信頼さんの、女性が男装して舞う白拍子をさらに男にやらせるってものすごい高度なプレイだと思うけど、もうなんかすっげえなあと思う。負けた。
えっとだって男装の麗人だと思ってた?実は男です!とか。
後白河帝は政に関わって「ぞくぞくしてこよう!」の人なので、この扱いはやっぱり嫌なんだろうなあ。
信西は一応昔っから近くにいた人だし、ちゃんと後白河のことたててたもんな。信頼さんみたいに「アナタは俺が上に上がるまでの道具」みたいにあからさまにされると「俺を崇めろ奉れ!」ってなるのかしら。
しかしこの姉弟、やっぱり意志疎通が出来てない。
いつか崇徳帝と後白河帝が一緒に住んでてこれもこれで意志疎通が出来てなかったけどさ。
この今様、彼にとっても特別な曲だと思うんだ。アイデンティティが揺らいだ時に助けてくれた曲。「誰も見てくれない」自分を助けてくれた曲。んだからやっぱりこの状況が嫌なんだと思う。トラウマを揺さぶられて。
だからさっさと助け出されたやったんじゃないかな。
…信西さんへのあれこれはもしやお預けですか…勝手に妄想しなさいってことですか…。
由良ちゃん色が段々入ってきた常盤ちゃんですが、身重な人って鎧に触ってよかったの?あれ戦国だから?@お伽話
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観終わった後に思いっきり妄想してたんだけど、これでさあ、次回、頼朝ちゃんが一時平家の屋敷に引き取られるわけじゃないですか。
んでさ、清盛さんに一緒に風呂に入ろうとかそうやって誘われるといいよ。
重盛さんはリアリストなので心配してついていくんですけど、3人で風呂に入りながら、清盛さんは遠い目をしていればいいよ。義朝さんの思い出とか語ってるといい。
昔のさ、殿上の闇討ち事件とか語ってさ、武士が力をつけるまで、源氏か平氏、どっちが強いか、それまで待とうじゃないのとか言うシーンを二人で見てたとか言っちゃって。
んで最後に「どうして待てなんだのだ、義朝」って言う清盛さんに頼朝さんは言うわけでしょ。「恐れながら、父は貴方様と戦いたかったのでございます」とかなんとか。もちろん源氏と平氏としての戦いもあるけど、それをせずに死んでしまった祖父のこととかあって、どうしても二人で戦いたかったんだってこと。
それを聞いて清盛さんは例の泣きそうな顔をしながら、「それでも俺は、信西殿と義朝と、夢を見たかったのだ」とかつぶやくわけですね。
そんな父を見る重盛さんはこのナイーブなお父さんを俺は守らねばとまた背負い込むとか。
んで頼朝さんは清盛さんを第二の父として見て、超えて行く相手として誓うわけですよ。清盛さんにだってお父さん役何人もいたけど、叔父上斬って成長したようにさ!そうやって「俺の屍を超えて行け」な相手だったんじゃないのって!!!
やべえなんでこんな頼朝ちゃんに萌えてるんかわたしさっぱりわからんwwww
んでさーこのあとたぶん清盛さんはどんどん口が重くなるんですよもう一人で行くしかなくなるわけなんですから。なにそれ。39巻の高耶さん?世界を信じようとするまでにはもう錘をさげすぎて出来なくなっちゃうの?
幼い頃からまわりにいた人がどんどん死んだり殺されたり殺したり出家したりでいなくなって守るものが増えて、孤高の場所に立って身動きが取れなくなった時にさ…救ってくれるのがかつて殺した友の息子…。その救いももう滅亡しかないんですよ…。十二国記じゃないけど、王には死しか救いがないんですよ。
勧善懲悪だからよい人(源氏)→権力者にだって歴史がある(平氏)な大河の流れがまさに多様化する価値観というか、その単純さから多様性への正義の変化はよいことなのか悪いことなのか。