友の子、友の妻

俺はこの先も生きてゆかねばならん。おまえがおらぬこの世で(中略)それが如何に苦しいことか判るか?如何に虚しいことか判るか?

清盛のヤンデレ化が激しい今日この頃、皆さまいかがお過ごしですか(私は暑いです)

 

あんーなーに一緒ーだあったーのにー 夕暮れはもう違ーういーろー

この二人のBGMとしてはこれがふさわしいです。せめて、静かな眠りを。

だってさ、結局清盛のありふれた優しさは義朝を遠ざけるだけだったし。

義朝が要らないって冷たく切り捨てた肉親への情は、もうさまようだけだったし。

義朝は格好よく生きてきた人でもあるし、そんな格好悪さが生きると言うことだとしたら、寒空の下、雪の舞う中で目を閉じていようってなってしまったのも仕方がないかな。

あのシーンで、主従でホモしてんのに、最期に思い出すのは清盛の「負けぬからなー」かよと、どこまでも正清が可哀想になりました。

んでもう、武士の力を求めて決着をつける道に走ってしまった義朝の背中には言葉ひとつ通らないんです。

動き始めた君の情熱にはもう言葉ひとつ通らないから、だから今はせめて、静かな眠りをってわけですね。

最後に義朝が目を閉じたシーンがね、ああもうやっとわかった?義朝ちゃん清盛さんの意志やっとわかった??って気になりました。それで自分の想いとか全部清盛が継いでくれて、さらに頼朝が継いでくれるって思ったから目を閉じることが出来たって思っていいですか?

 

しかし本当にこの二人に全部持っていかれた感はありますねー。

処刑される覚悟でいるくせに、父が負けたことを認めなくないし、力こそ全てと言った義朝が負けた相手が統べる世など見たくないから早く殺せって言った頼朝を殴りつけて、これって義朝が言いそうなことだよね?じゃあ俺が今どんな気持ちでいるかわかんのかよ!って言って盛大な惚気。

可哀想なのは頼朝と思いましたが、彼は彼でついにもう清盛ラブになってしまって、そしていつか平氏を倒すのでしょうから、それはそれでいいです。父越えをして男の子は成長するとよろしい。

 

えっとあとは、

後白河帝がようやく信西さんの意図をわかってくれたこととか。

朝子さんの顔がまじで怖かったこととか。

お母さんがちゃんと清盛さんのことをわかってくれてたこととか。それでハンストに走る母を心底気にかける頼盛はまだ若いなあとか。(宗子さんは一応ちゃんとした位にあったから無視できなかったと思うのだけれど、それが何だったか思い出せない)

そこで「家盛に似ている」と言われ「に て ね え よ」と返す安定のブラコンっぷりとか。

西光があまりに格好良すぎて誰だかわからんかったとか。(あれはわかった清盛がエライと思う)

 

あと常盤ちゃんの扱い。凛としてきたのはいいんだけど、最後になんで押し倒したかが問題なのだ。

別に時ちゃんは、他に女がいた方が男の貫目が上がるとか言っちゃうタイプだし。

1.清盛はマザコン(死なせたくなかったのは常盤が舞子母さんにダブったからだけど、そのうちそれで助けた自分が朝廷にたてつくようになるように、助けた牛若が自分にたてつくとは思わんかったのかな)(しかしそれでお母さんを求められても常盤はキレていいと思う)

2.義朝の身代わり(清盛は義朝の妻を抱くのであってからにして)(単なる二人の傷のなめ合い)

3.側女にするよって確認

4.清盛もやっぱり男だった

と考えるとやっぱり2かなあと思うのですよねー今回がねーもう関係性ホモがひどいからねー。