黒執事 豪華客船編

まさかの葬儀屋…とはならなかったのは、我ながらアニメと混ざってるわ。

葬儀屋さんそろそろクルー?という気分でしたから。

でも葬儀屋さんは本当に伯爵のことがお気に入りなんだなあと思いました。だって悪魔が近くにいるのは、シエルにふさわしくない、シエルを不幸にするだけだから、ってことだよね?

だけどシエルとセバスチャンを今まで放っておいたのは、たぶん二人の関係を認めていたから、だと思う。

なんという包容攻め様。

「小生の宝物なんだ」の時の御顔なんてもうね、すごかったよ。きっと葬儀屋さんの昔の恋はシエル(似)なんだなって思うくらいだった。

そういう人もいていいよね。シエルには。天涯孤独なんだから。そうでない、この世のすがるもののないシエルも好みだけど。(ひどい

 

リズの、違和感の原因がよくわからんのだが…。

個人的にはシエルはリズのことを適当に流していたのかと思っていた。「あーそういえば昔あったね^^(知らんけど)」みたいなw

そうそうリズかわいーそりゃあ好きな子の前ではかわいくいたいわー!

ファントムハイム家の女として、女王の犬の妻として、守れるようにありたいというリズは超絶男前でした。

この夫婦いれば将来的に英国乗っ取れるw

リズみたいにスパルタ受ければそのうちおばさまみたいになっても仕方がない(性格的な意味で)だけど、それを可愛くあるリズまさに正義。

ただリズがどれほどシエルに心を尽くしても、シエルがリズに想いを返すことはないんだなと思ったらなんか切なくてですね。

シエルは契約上、死んだ人生を生きてるようなもんですから、復讐が終わってもハッピーエンドにはならんだろうし、復讐のためにたぶん色んな人の血の上に立たざるを得ないから、どう考えても不幸になるしかない。

それが葬儀屋の言葉だろうけど、それを望んでいるのはシエルだし、その枷になっているのはセバスだから、リズが入る隙間ってもんはないわけで。(腐的な意味じゃなくてね。つうか黒執事は関係性に萌えるけど別にリアルにヤっていてほしいわけではないんだ)(さすがに年齢的な意味で)

 

「やっぱ殺そう」いや、殺伐とした漫画に突然フェニックスが舞い降りた!みたいな…!!!

わかってるけど笑えるわ。

これタイタニック的なものだし、船の上で不死の実験がどうのとかよくある話だけど、それを綺麗にまとめてオリジナルストーリーを完成させていたので、ストーリー力すごいなあと改めて思いました。

歴史と、歴史的な噂と、オリジナルをまぜてくる作者様は大好きだ。

 

シエルの過去。まあわかってたことですけどねw

というかシエルの守り役が田中さんでいいでしょうか?田中さんはあのミニマムモードが一体どうなってるのか知りたい。

あとセバスチャン=犬だ。って…まあそりゃあね、犬になれってレベルですからね発言が。

ただ二人で過ごした時期は、本当に戦いですなあ。これで情がわいたわけでもあるまいあくまさんw

この二人には情がわくことはあっても、本能的なものと性格とか過去というものに勝てないという関係性がいいのです。

 

リズさんの違和感に関しては、双子なんじゃないかとか入れ替わりとかいろいろ言われているみたいですが(ネット上で)、単純に私は記憶がすっとんでるんじゃないかと思ってました。

入れ替わるにしても…あーでもここがどこかわからないっていうのとか。貴族の子として剣技を一から仕込まなきゃならいなかった話しとか。でも口は肥えてるから貴族は貴族だし…えー双子とか影武者?とか、確かに妄想は広がりますね。

まあでも帰ってきた坊ちゃんと執事が私は好きなので。つまりそれほど以前のうすぼにゃりと守られて「リズ」なんて呼んでいた彼は好きでないので別にいいです。

おばさまも死んでるし。だから以前の彼と違っていても、いいんです。ダメなのは田中さんとリズとおぼさま(そっちの)くらいじゃないかな?

シエルはいつかリズの手を放さなきゃいけないわけだからさー。というか放せなくなった時点でセバスに食われると思う。文字通り。