柳川まで恩田陸をもとめて 2013.2

朝から太宰府天満宮へ。途中で変なおじさんがやたら「ここはいい城下町だあ」と連呼しててしにそうになった。腹筋的な意味で。
太宰府天満宮春節のせいか異常に中国人観光客が多かった。
参道を通って鳥居をくぐると90度直角に折れ曲がっていた。これは妄想着想しちゃうね!出てこれないよ。出てこようとしたらものすごい勢いで木にぶつかるように出来ていた。恐ろしや恐ろしや。
梅がちょうど見頃でした。真面目に受かるようにお祈りしたわ。
いつも天神様は負けた人だからってお詣りするの嫌がってたけど、そういうこと言うのも中二病だったなと思いました。大きくなったものだ私。
梅が女の人の隠喩ならてめえリア充クソが!と思った。どうなんだろう。

酒殿屋で天神そばと梅ケ枝餅(名物)をいただきました。天神そばの揚げ出し豆腐、梅ケ枝餅の外かりかり中もっちり感は好みでした。これは105円は安いと思うの!

太宰府天満宮から柳川までは650円。西鉄さんgj。本当に水に囲まれた街である。

さて。月の裏側。恩田陸の少し不思議小説。
多聞さんはたぶん「盗まれて」ないと思う。「盗む」方にも好みがあるから。月の裏側の題名からして月の裏側に行ったら月の引力でどうのこうのはどこ行った。あれ?
言いたいことはなんとなくわかるけど。藍子さんはこれからどうやって生きて行くか。生きていける。マジョリティーとして生きていくわけで。京都ではまだマイノリティーだもの。そのうちに彼女をきっかけにして京都もそうなっていくのか。どうにかはなるんだけど。

柳川。柳川!!いやーようやく来れた!月の裏側を読んでから来たかったの。うっかりロータリーの写真撮ってしまった。だって多聞さんが降り立った場所。
↑松本のようなノリで入っていた。
水郷と言われるだけはあって、雨が降ってたから余計水位が高かったのだろう。
残念ながら人の顔は見えなかった。
○白柳荘に荷物を置いて、水郷川下りをしました。30分1000円。(印刷じゃなきゃ割引券ダメなら先に言えよ…!)
30分が限界だね!だって2人きりだったんだもの。正直恩田陸だけのノリできた我々コミュ障には辛かった。あとちょっとお尻が冷たかった。最後には雨も降って来てATフィールド張ってしまった。
月の裏側で言っていたように、水を有明海に流す仕組みはすげえ。堀をこれだけちゃんと武器にした城は少ないだろうなあ。
○ここの小学校は妻夫木さん出身地らしく、一昨年くらい?コウさんとデートしてたらしい。別れたのか?
○古文書博物館がある。誰も読めないらしいけどな!笑
○白無垢着た花嫁さんが川をのぼって結婚式をするらしい。
○河童がいた!さすが河童!!盗んじゃう!
○火サス的な、船越英一郎片平なぎさとかが、柳川なんとか殺人事件で歩いた橋とか。
○リアルテニスの王子様もここ出身!
○城跡二の丸は中学になっていたとか。
歌ってもらったけど、なにせ私は北原白秋をお邪宗の人としか覚えていなかったからダメだ!童謡の人だとは知らんかった。あめあめふれふれとかちょっと待て。くゆりこがるるとか言ってた人が?らんらんらんとか、確実に「盗まれた」やろ。

北原白秋の資料館、学生350円。
衝撃を受けたわ。ちょっとキャラ変しすぎでしたし。
邪宗って彼の中二病時代だったんですか?
まだ私は中二病ってことですか!だいたいあってる。
白秋は昔えらい坊ちゃんだったのに、幾何を落として一浪した!学年二番なのに!
中二病時代にお邪宗自費出版。まじか、同人レベル。同人誌。昔の同人誌と今の同人誌の差。
家が焼けたりして童謡の世界に行く。なんで行っちゃった?そのまま中二病の世界に突っ込んでいけば良かったのに。
北原白秋生家にも行きましたけど、私北原白秋って言ったらイメージお邪宗で固定されていたからこんな童話作家北原さん知らない。
たいていお金持ちのところって火災にあってるから、大変なんだよなってぼんやり思う。火災がおこるとまったく人生変わっちゃうんですね。
銀行制度ってそういう意味では大事 保険も大事。

蒲池窯では、白秋が幼い日を思い出して詠った「鳩笛」も再現しています。つうかここでしか再現してない。
恩田陸はどうやって知ったんか。観光案内所以外では展示してなかったし、案内所の人に電話して持って来てもらうレベルのレアさだった!600円のちっちゃいのは可愛い。

柳川では雛祭りの季節でした。正月から4月の3日まで、4月の3日には地元の小学生が形雛を流すらしい。雛祭り本来の意味からは正しいのだろうが。
雛様はさげもんがあらゆるところに飾ってある。さげもんの意味はなんなんだろうか。
街中のお雛様は大概右にお雛様がいたけど、立花家では時々お雛様が左だった。。あれかぎん千代リスペクトなのか。わからん。

柳川藩主立花邸立花道雪とか宗茂とかきゃーきゃー言ってる場合じゃないレベルだった。
カマツカオリイラスト展にすべてを持っていかれた。あれ?家屋の印象が薄いよ?
ぎん千代ちゃんは私の中では至高のツンデレだったのだが。普通の有能な方でした。
家屋は、えっと、金の兜の集団があった。さすが。
ぎん千代ちゃんは秀吉に言い寄られたらしいよ!でも秀吉ちゃんとブミって言いよったって聞いてもなんか私はあーって許してしまう。いかんいかん。
とりあえずぎん千代ちゃんについて詳しくなろう。

鰻は若松屋で食べました。大概のところは発祥とかなんとか言ってるらしいよ笑
せいろ蒸しをがっつり食べて2520円でした。