京都 2013.7 建仁寺・歌舞練場

 むこうのふすまにも龍の絵があったけれど、やはり真中にいる人(?)が違うとこっちの気分も違います。写真とっていいかわからんかった。
友松さんの絵好き。

天井図の龍の絵はどろどろ…どーん!という、存在感があり、上から見られて、見張られている気がぷんぷんするわけです。でもふすま絵にはそれはなくて、並走している感じがあって好き。

お庭もぼーっとするに向いているし。
夏休みの家族連れが姉妹でお絵かきしているし。
その意味も わからずに それでも手を合わせました
蝉の音 目の前に 大きな石がありました
っていう…
もしくは田舎に遊びに行ったとかそういう感じですよひと夏の思い出出来ちゃいますよ!!
それが祇園で味わえるって素敵。
それが好きで風神さんも雷神さんもくるんですね(来たら大あらしですよ)

そして夏限定公開の歌舞練場

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お庭はすごいけど…この規模にしては。ちいさいのだったらガタの別荘が好きだし。やっぱ無鄰庵格別。
それよりも京都の面々と受け継がれてきた、文化の公開の方が好きだ。
谷崎潤一郎も何してんだとか。
日本の文化って基本極彩色だよなとか。
日本の文化ってもともと極彩色であって、それがどうこうなって長い年月の間に風化して色褪せて、そこにわびさびを求めるという意思もわかるけれど。
もともとの色鮮やかさをもやはり見ておきたい。
かすれていくのもいいけれど。もう二度とかえらないものを思い起こさせてせつなくなる。
都をどりは ヨーイヤサー。

いったんホテルにかえってチェックイン。
外人さんの多いホテルです。ちょっとこの光景はタイタニックを思い出させて、崩壊を創造する。こいきなやつらの幻想みたいなね。

それにしても人をたてて生きていると、なかなか人にやさしくされるとほっとする。
スマイルゼロ円と言ってもうれしいものですね。