いやほんとよくぞまきおちゃんの章を第3章にしたよ恩田陸!あんたエライ!成長したねえと思っていた時期もありました(真顔)
このところの彼女の作品を思うにこっちが特殊だったのですね。
長年の謎だった、俺自身の正体が。
まきおちゃんは真性のちゅうにびょうではありますが、この章を読むと利枝子が心底賢い女であったことがわります。
どいつもこいつも愛乞食だ。
努力をしなければ愛は手に入らない。ある程度そんなことは知っているし、私はその限りではありませんが、(しかしこの私の周囲ですら、愛のなき結婚を考えるなど狂っているとのたまう女性がいるのでそんなものなのか…)結婚と恋愛って別だと思うんだけどなー。だから別に結婚したひとが恋愛するのはいいんです。ただしその場合、家庭の支払いに関しては共同のものであり、話がややこしくなるんだなと思いました。まる。
そして恋愛とせいこうしょうがまたどうなのかについて。。
うーん、そこが繋がっていると考えるから話がややこしくなるのでは?
子孫を残すため、もしくは本能のため、と考えてそういう行為をすると理性的であれば、そして全員養っていける度量とおかねがあれば、別に一夫多妻制でもいいのではないかと思うというか、今は女性も働いてるわけで、ならばもう多夫多妻制っつか妻問い婚形式でいいんじゃないでしょうか??
そういう小手先の気配りを吹聴する女は肝心なところで気が効かなかったりするものだ。
だけど女が小手先の気配りをしないとそれだけで単純に嫌われるでしょ!くそう!
何考えてるかわかりませんね→何考えてるかちっともわからない。
そりゃあそうでつねとしか言いようがないよねこれは。。奥さんが悪いのかまきおちゃんが悪いのかわからない。
女の化粧は戦仕度とは…ええと胡蝶姐さんがおっしゃっていたことではありますが。でも鏡の中の女を憎んでいるほどかなあ。
良いセールスマンは、客に「よいものを買わせた」と思わせる
まあ確かに同じものを買うならそう思いたい。
「神ってのは習慣だな」
一樹さん…!!一樹さんと彰彦がしゃべったら会話が成立する気がした!
(一樹さんは「どんな子供にも意志がありそれが一つの宗教」みたいな発言をしました)
愛されるものは傲慢だ。愛する者は孤独だ。
俺を威圧する誇り高い目。
学生服を着た高校生の頃から、心の底で、ずっと憧れつづけていたのだと。
俺の闇の中には咲かせてやる。
…よ、よかったですね。(としか言いようがない)
まあある意味利枝子はまきおちゃんに愛されていたわけで、まきおちゃんはその想いをかかえて自分の好きなように生きて行くことを選択したわけで、ならいいのかなあとか思っちゃうあたりでダメ。
あの麦海から憂理がどうなってこうなってまきおちゃんなどというぽっと出の男にどうこうなんて死んでも認めたくない系衝動には駆られますが。(えー
ていうか私この本の中学生だかに出会って屋久島旅行までしてそれでやっぱり一番好きだったのはまきおちゃんだった過去を死んでも認めたくないなあと改めて思いました。だってこの男さいてーだものw