京都 2013.11

秋に京都に日帰り。
実はお墓参りも兼ねているのであった。

というわけでさらっと東本願寺に参拝。
それでいいのかーっていうのもあるけど、おばばさまのご遺言であるし。
あの人は私と母を煮詰めたような性格をしていらっしゃったし、「それを言い訳においしい京都のご飯食べにきなさい!」と常々言ってたような人であった。
私もああいうふうにありたい。

#岩倉実相院 

北大路からバスで。
あの岩倉さんがいたところなんですけれど、それより今は紅葉の季節。
門構えもさることながら、紅葉が床にうつるってのが美しいらしい。
少し見つけるのに時間がかかったけど、ちゃんと見つけられました。
あとふすま絵。虎好きだなあ。特に想像上の虎って好き。

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実相院日記。ほんとどうでもいいことから実は資料価値が高いことまで書いてあるまさかの2chレベルの日記。を切々と書いてあるところがお公家さんの息の長さを感じさせます。
明正帝の三十六歌仙。私確実に和子ちゃんの皇子は全員ぴーされたと思ってるけど、そこで明正帝(7歳)をもってくるのはすごい。というか以前もそうだけど元正帝もそうだが、ほんとに戦う時しか女性天皇ってうまれないよね。
結局今回はどうされるのかなあ。

岩倉具視幽棲旧宅

迷惑だ…という視線を顧みず、岩倉さんの家の隠れ家に突っ走る私。
誰も家族はついてきてくれやしなかったわ。
博物館意外といらっしゃったわよ木戸さんとか大久保さんとか三傑が!!
顕彰碑がさ…こわしたんと利武さんが作ったってことに感銘を受けるわよ。
お家は岩倉さんが掃除して「やべーこれやべーきれいにならないんじゃね?なけるわ」っていう日記があったと思うんですけど(意訳)、こんな素敵なところに住んでいて狭いところに住んできれいにするの難しいってあんた。
岩倉さんの雄々しさは尋常じゃなかったですけど。
38歳にしてエリート街道から転がり落ちたところで元気だよなとは思う。それから43歳までって案外短い期間だったけど、割とここにいて落ちついたとか消沈していたというよりは不屈の精神を保っていたと考えるべき。
さて、三条様も七公卿落ちとかしているわけですけど、どうしてあちらは姫でこちらは狸爺に。

平八茶屋

場所としてはすごいところにあるんだけど、とろろが食べたいがために。
雰囲気はいいんだけど、一緒に結婚式してて、すごーく料理が出るのが遅かった。
こちら(一休)より予約

曼殊院

紅葉アゲイン。最澄さんがしれっと作ってみたところ。
叡山電鉄だったし、そういえば近いのよね。
孔雀の間が一番好きかなあ。別に対して人間の一生を孔雀で表すとか力入ってないように一見見えるんだけど。

#上加茂神社

私がいったとき、確か桧皮葺の作り方とかそのあたりまで説明していただいたのよね。
無茶苦茶張替(ていう言い方おかしいか)に時間がかかるらしい。そして木材自体の確保も大変らしい…。
お願い事書いた桧皮葺を入れるから買ってくださいとか割と露骨なことしてんなーとは思いましたが、これはどこも大変でしょうね。維持費用が。いくら税金かかってないからと言って。
文化を受け継ぐためならお金費やしたいけど、生きるために必死な人からは取れないってのもまた事実だし。
予算は大変。
ていうか30億の半分だけでも予算はぎりぎりだし、ありがたいんでしょうね。
確かここの祭神も、矢をもってかえってきたら子供ができた☆という見事なかたりじゃねーのというストーリーで、「おとうさんはだーれだ」っていったら天にかえっちゃったわけよね。
あこれおじいさん絶対部下のだれかが手を出したと思ったよね。
この質問するあたりで駄目親父じゃないか。

この周辺はあまりに何もなかったのでコーヒー飲んでました。お店閉まるのはやくないか。

comme ci comme ca

東区二条にあるフレンチ。
微妙に遅刻したことすら許してくださるマダムでよかった。
マダムは…丁寧とおきゃんの中間なイメージ。
料理に関しては文句の多い伯父が絶賛してたので、満足がいったのでしょう。よかったよかった。
結局ジビエ食べてないけど、そこまで好きかと言われると好きじゃないもんな。はまるとはまるよね。
私が心底好きなフォアグラはばっちりでした。

*お土産:サロン・ド・ロワイヤル