迷宮百年の睡魔

 

迷宮百年の睡魔 (幻冬舎コミックス漫画文庫 す 1-2)

迷宮百年の睡魔 (幻冬舎コミックス漫画文庫 す 1-2)

 

 

メグツシシュカはきっと四季のクローンってことでいいのか?

まあでもクローンだろうとなんだろうと、「あなたは立派な人間です。その尊厳をどうか捨てないで」ってことになるのでしょう。

それは四季の発想でもあったし、ミチルへの愛情も含めて、永遠を考えた化学者の理想を追っているような気がする。

ヘッドとボディを分けるというのは、つまりハードとソフトの分離であるように考えるわけだけど。

すべてが無であり、すべてが私です。

その境地は悟りですけど、それはハードを捨てるという意味なんでしょうね。他人に会いたいと思わせる呪文をかける、それが生きているということ。

それならばたしかに犀川先生は生きていたのでしょう、四季の中で。ならいいんじゃないかな。