花よりも花の如く

お能漫画ではありますが、この作者様にしては珍しく焦点が定まっていらっしゃることで。
蝉丸の逆髪のキャラがいいです。確かに。そこで振り切って生きていく女めったにいないけど(だからけんちゃん彼女できないんよ)。星霜を戴きて。

ていうか今12巻とかまでいってるの?ちょっと待って?恋愛どうなりました?
彼は弟との関係も今良好だし、次は恋愛だし、お兄ちゃんも万歳で応援してくれてるけど、それならそれではよくっつけよと思います。
葉月ちゃんなんてお兄ちゃんさえクリアすればいけるよ、ちょろいと思う。

けんちゃんは感覚派だけど、意外と長男なのですべてのことをしないといけなくなっているのがつらいと思う。
長男というのはそれだけで継ぐものである、と思われる。
まあそれは実は西門でもよかった、と考えれば、あれだけ考えこむのも無理はないと思っちゃうけどね。

アメリカや、韓国に行く話。
この話をしっかり書こうと思うところが作者様のすごいところだと思う。どこでもいーじゃんね。
でも伝統として、それはそれでやらなならんこともある。
アメリカでのお能ってマジ高価なんだなあ…知らなかった。
そして韓国の人達がそこまで「お能」という文化に対してどうこういうかなあ。いいそうではあるけど、別に日本人歩いているからって卵投げられるわけじゃないしどっかのAustraliaとは違って。

 

花よりも花の如く 9 (花とゆめコミックス)