揚羽蝶ブルース 炎の蜃気楼昭和編 (炎の蜃気楼シリーズ) (コバルト文庫)
- 作者: 桑原水菜,高嶋上総
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2014/04/01
- メディア: 文庫
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千秋かっこいいかっこいいかっこいいよおおおおおおお!!!!!!
やべー全然気付かなかったけど、千秋ってかっこいいんですねっ!(おい
前回出てきてないことすら気付かなかったけど。いやなんかねー前回は感無量だったんですよねなんか。だって昭和篇!だもの!そして朽木ですよ朽木。あー気付かなかったー(もどってもどって)(ていうか私まだ前回の感想書いてない)
千秋の格好よさに度肝を抜かれていた私ですが、私そもそもああいう男に弱いんだな。ちょっと斜に構えているような、でも熱血で、ちょっと中二病で、ねえ?でも優しい男。
それに比べてなんかすごい受け入れられていないのが美奈子ですね。
私そもそも美奈子っていう人格をどうやら神格化していたようです。だってあの人は「あなたの願いはきっとかなう」の人ですよ。激化する戦いの中でそれでも彼らのそばにいて、景虎の安らぎになって、それは直江ができないことなのにそれをさらっとやってしまって、最後まで守ってもらえて、それでいてその景虎からの想いも直江の想いも皆気付いていて直江に暴行されたって妊娠したって落ちついて直江にあなたの願いはきっと叶うって言える人ですよ。そして景虎が受け入れた時だって高耶さんに「マリア」って言われるほどで微笑で答えることが出来て、「嘘はない」って言えるほどで、まるでお母さんで、あの信長の館(ちょ)にいたときだって「信じられるはずよ」って言えるわけで。それほどまでに景虎様が心の中で、照兄と同じくらいに、わかってくれている、最後まで味方だって思ってたような存在、それは信長にとっての蘭丸じゃなくてお市のような、そんな存在マリアですよ?
その美奈子さんが生きていることに対してまずすごい気持ちになる。
ていうかやっぱり美奈子さんが生きてる同人を読みすぎたことが失策よね。パロディみたいな気がしてくる。
美奈子は景虎のことをどこまでわかってあげられるの。そんな存在になれるの。全部あの二人の策謀も愛憎もわかって自分がどうなるかもわかってそれでもいいくらい愛してたの。
今の美奈子だとただのお嬢さんでこれだと白痴じゃねいっそビッチの方がまだましよ。
まあ美奈子に関しては完全に夢見すぎだと言われればそうですね。
あとアニメの絵って昭和篇であることを無視していたなwww
・「この口から直接言わないと駄目みたいだな」
あなたの口から直接いって事態が好転したことがありましたっけ?(まがお)
でも今回に限っては完全に直江が正しい。ていうかたいてい直江さんってまともな意見言いますよねー。景虎様の方が「私をワルツを」派ですからねー。あーあ。直江って高耶さんがからまない時はたいてい正論を言っていますが、直江が放す正論って結構いらっとするんですよね。哀しいことだ。
・「信長を許せるのですか」
わりとおなじ理論で常に戦っていますよね。そして許せるようになるには直江には景虎が必要だったし直江の言葉や行動が景虎を解放させてきた。だから今の時点では彼らは彼を許せない。信長は世界を相手に戦っていたような男だから彼自身は景虎や直江を「許せない」という感情はないでしょうけれど。
・「脳溢血になったときも、視界がかすんだ」
・自分が育てたタレントには手を出さない手技
どこのつんくですか
・「こたえてしまったら、あいつはいつまでも自由になれない」
色部さんまじお父さん。
景虎様がもうやめたいよーってなった時に、何も直江に相談してないんだな。色部さんにならちゃんと言えるのにね。
自由になれない?競争したい想いに答えてしまったら?勝ちたいという思いにこたえてしまって、勝ってしまったら?それとも万が一負けてしまったら。そうしたら直江は勝者になって自由になれるんじゃないかな。だからやっぱり景虎様にはきっとこの時点では勝てる未来しか見えてなかったんじゃないのか、だから自由になれないなんて言ったんじゃないか?
ここの台詞に結構違和感覚えたんでまた考えます。
・-自分を解放して。
解放しすぎた結果はどうなったよ!!解放しすぎだ!!
・(まるでロミオとジュリエットだな)
なんか自分に酔ってませんか直江さん。
ていうか直江の当て馬感がすごいんだけど。
美奈子に悪気はない。もちろん。美奈子はほんとに直江を友達だと思ってるし守ってくれた景虎をかっこいいと思ってる。だけどなんか天然鈍感難聴の三拍子揃った乙女ゲーの主人公を見ている気分になるのは何故だ。
・「ふんどし一丁で横たわれ。ついでに薔薇買ってこい」
ちーさあああああん最高!!!!!!!
・「肺の傷で血気胸を起こしている。ドレナージだ!」
はい!!!ていうかそんな都合よく血気胸おこしたらドレナージしたところで緊張性気胸が防げるだけでどっちにせよ輸血しないとダメじゃね?たぶん大量出血で死ぬよ?それかC肝になるよ?
・「不快な記憶」
なんかこの朽木としての信長について考えていたときには、熊本編を考えてしまいました。熊本での譲と高耶の戦いは途中で邪魔が入りましたけど、あの時も高耶は譲を殺せずに戦っていましたし、朽木を殺せないけど信長は殺したい高耶との戦いは最終的にはあの熊本編と同じになるのではないでしょうかと思ってしまって。いや好きだったけどさ。なんか考えますよね。うーん。熊本編ではほんとに高耶さんは譲が大好きだったけど、景虎様、つうか加瀬(変換で枷って出てきたもうやだ)にとって朽木は確かに仲間だったけど、それでも譲ほどなのかってことを知りたくなる。高耶さんにとっての譲ほど、加瀬にとっての朽木は、大事なのかなって無駄なことを考えてしまうわ。
・虎ノ門の病院
虎ってこの時代からあったんですね