やじきた学園道中記 赤目編

 

やじきた学園道中記 18 (秋田文庫 26-34)

やじきた学園道中記 18 (秋田文庫 26-34)

 

 

赤目ってまじでバスツアーでも組まなきゃやってられないところにあります。一度近くまでいったら電車はなくて「ぴーひょろろー」って鳴かれて無我の境地になった。ここが赤目かってところ。

確か滝ツアーとか結構あった気がします。が、場所が場所なだけにあまりフィーチャーされることもなく。

 

大海人=漢皇子説は、結構普通に流布している噂な気がしますけど。たぶんコバルトでかぜこうの人がかいてた。

もしかしてコバルトって時点で一般的ではないのだろうかとかこそこそ考えた)(いやそれ以外でも読んだ覚えがあるようなないような)

それってそこまで古代史をひっくり返すことかなあ。むしろ私としてはたかたかさんが唱えた聖徳太子=蘇我氏の方がざわざわっときた。あ、ありそうに聞こえてくる…これだからたかたかさんは…!!

 

それはともかく吉野素敵ですよね。吉野ならまだしも室生寺あたりの近鉄線は閑散としすぎていて夜は怖いだろ。

姫御前の婚約者でしたが、それはそれは…という感じでついに出て来たんですけど、やっぱ詐欺だよ。あの親父の息子としては年齢がおかしくないか。ハーディは名前呼びですか。その時のハーディは珍しくイケメンでした。

 

狭霧は…今回真面目に落ちついてますね…。ひところの不安定さはどこいったというレベルです。

忍の長かと聞かれると違う気もするけど、あの羽衣のような地に足のついていない感じがまさにあの紋章を刻まれた人、後継者なんだろうなあという。自然体ともいうけど、消えてしまいそうでもあり。

なんであの忍の里には受けしかいないんだ。誰か攻めを育てんかい。

 

受けといえば千ちゃん拉致編。そりゃああの箱根でも千ちゃんはそういうポジだったけど、あの時は一兄いがいなかったからか若干狂気走ってた、お耽美千ちゃんでございました。

しかしこの千ちゃんは違う…違うのだよ…。

完全なる小鉄ポジもしくは狭霧ポジである。狭霧が落ちついてしまって今回小鉄が上様が攫われたのに小鉄まで優雅に攫われてるわけにもいかないし、一兄いを巻き込む動機としては千ちゃんは最適だろうけどさあ。ねえ、でもさあ、千ちゃん確かに忍でもないしね?戦えないしね?

可哀想じゃないの!千ちゃんが!!雨宮なんかに汚されて。

まあねえ、一兄いにもそろそろ枷をつけないと無敵だからなあの人は…。

 

それが粋ってもんだろ。

ところでじゅりあんはそろそろ自分の貞操を心配した方がいい。

赤目が金山の可能性はありますが、それでは「ずいぶんとロマンのない」ってことになりますからねえ日光編のように。

**

いつのまにやじきたって文庫化が進んでいたのだろうか…私14巻までしか知らないんだけど。

そうだあと、魔王JR(サンデーらしい)読み損ね。面白そう、主にじゅんやさんのヤンデレ化。

**(2021.6 追記)

日光編を読むと、姫御前あれだけ奥日光の秘仏について粋なことを言って小鉄に見せたくせになんだよって思わないでもないが。