塗仏の宴

 

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)

文庫版 塗仏の宴 宴の支度 (講談社文庫)

 

 

茜さんと知っていると哀しくなりますけどまあそれはそれとして、ぼーっとした猿のような男が「私がやりました」といってたらそりゃあ犯人としたくなるよねと警察の方も叩きたくなりますよ。この場合。

 

朱美さんお久しぶりー。ほんとあなただけは殺されないでほしいものです。大好き。

尾国さんって誰だっけ。まじでおぼえてないけど、朱美さんを高評価ってだけで私の評価は高いです(その目線何)しかも朱美さんが良人に会いたいってんだから。さすが。

その後彼が犯罪者って言われたってね!さすが朱美さん獣のような嗅覚ですねッ!!

ほんと朱美さんはかっこいいですよね…どんな過去があったってさ。

朱美さんと同じタイプなのはお潤さんですよ。里美ちゃんお久しぶり。旗ちゃんまだ元気なんだね。

朱美さんとあっちゃんが仲良ししてる最後ってすごい光景だと思う。

 

かせんこ…というかふゆさんとエノさんの邂逅とかすげえな。あっちゃんさすが。

そして「京極の馬鹿が心配しているぞ」っていうエノさんの男前度プライスレス。

封神演義で…なたくのお父さんというと…え、あれ?太乙真人じゃなくてあのお父さん!?が毘沙門天と同じ位置におわすって。

ちょっと受け入れられない真実。

 

ま、まあ茜さんが多々良先生と会ってるってのも相当な衝撃ですけどね。

茜さんはあれだけの事件を起こして家族全員一掃して己の居場所は己自身の体であるってことによーやく気付いたのですか遅すぎる。怖い。

私の中では富士山はさくや姫なんだけどなあ。それたぶん英国の影響。石長姫でもいいんだけど。

 

でもさあ、関さんいくらなんでもあんまりじゃないか。雪絵さんのことはいいとして涼子さんのことが気がかりとかおまえは!と思いました。あれが関さんでなくてまじでよかった。雪絵さんが可哀想過ぎるだろう。

「あの人は―もう駄目でしょうか」って雪絵さんも割と色んな事悟ってるよね。良妻すぎて涙が出てくるわ。

そんな中でエノさんかっこいいよね!「石橋を叩いて落ちる猿とも違う。石橋なんぞ叩かず飛び越える、それが探偵だ」ってそそのかすところ好き。こうして見るとエノさんって割と先輩してるなあと思います。

後輩がぐちぐち悩んでたらそれ止めるのは先輩の仕事だよね。

あと益田君の「赤ちゃんが死んでるでしょ」っていう言葉もなかなか。言葉を駆使する中禅寺に対して詭弁って割と有効。

 

それにしても内務卿もえらいところに顔を出してまあ。大久保さんとか絶句しそう。いやでも彼はやるだろう。木戸さんは全力でストップするけど。

新宮はそりゃあ徐福伝説はあるけど、あれはたどりついた先に日本征服とかそういう面白い話じゃなかったっけか?

んでもって中禅寺少尉とかもう超絶ときめいた。堂島大佐の懐刀とかときめき。なに?少尉なの?すごくない?

それで「後生大事にしてきたものを切り捨ててまで」腰をあげたとかなんとか書いてあるってことですよえ?それ関さんのことですか!?ってときめきMAXXXXでしたね。それでもって「織作茜はこの人が許した女。関口巽はこの人が癒した男」って笙君それはない。

笙君知ってる?内藤は割と久遠寺事件でいい感じで反省してた小者なんですよ。

あ、明石先生はいつ出てくるんですか。

司さんも割と好きなタイプですけど、こんなんばっかり周りにいた中禅寺も大変だよな。

川島って誰だっけと思ったけど、蜘蛛事件の時に出てきた人か。あの。変態さんのお兄さんという。