この頃の景虎さまってほんとに格好いい。。
なんで400年もたつとあんなメスカマキリみたいになっちゃうんだろ(おまえ)
あの死者との理論とか。死者はみな悪か。もともと死霊サイドの景虎さま。だけど直江の理論もわかるというか。もともと譲ちゃんが死者に乗っ取られるとこから始まったじゃんとかいう直江の心根は、現代を生きる人の幸せをいつも考えているんだと思います。
そういう直江の優しさ…に、ヒネた台詞を加えるとこうなるんじゃないかなっていう、ザエモンまだ若い。
勝長様も昔は大人だなあとか思ってたんですがあまり大人じゃないですねw言い返しちゃうあたりww
勝長様は「チーム夜叉衆だろ、とっつぁん」でだいぶ恨みは消えたんだけど…でもなあ…なんかなあ…。いやあの砂漠殉教でも待つって言ってくれたのにそれをよりによってお前四国大転換する?とかそれで上杉が滅ぼされたり謙信公がついに神にならざるを得なくなったとかそういう大変なときに!!とか、企業人としてはねえとは思うけどねえ・・・あーなんか駄目だ。私色部さんへの理解がまだできない。直江の方がわかる。
過去は過去でしかないから、自分で自分が生きるために、罪を考え続けろ。
謙信公ってほんとに…素晴らしい考え方をお持ちの…ええ…。。
炎の蜃気楼(ミラージュ) 邂逅編〈2〉真皓(ましろ)き残響―妖刀乱舞 (炎の蜃気楼―邂逅編)
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「うすら寒い忠臣の真似事などしてみろ。その場で殺してやるから覚えておけよ」っていう景虎さま素敵。(こういうドS好き)
触れなば殺す…!ああああ素敵!そんなこと全力で言ってくる景虎様素敵。
景虎様は景勝さまを憎んでいるけれど、どこか友として憎み切れていないところがあって、だからこそ「景勝は直江(以下)に操られただけ」というストーリーになって余計直江が憎いんだろうなあ。
直江に疑われてとっさに首をふる景虎様が可愛すぎてですね…。というか私まじで景虎様ならなんでもいいんですかね。
そのあと嫌味連発で「でーく、でーく」という景虎様。直江はずっと皆にでく呼ばわりされてきたとしたらそれはそれで可哀想かなって。
狂刀を念だけで砕いた景虎様って、どこかあの昭和編での信長公に通じますね。破魂波というか。想いの強さが力を産むからなあ。
プライドの塊であるところは景虎様と直江は一緒ですけど。裏切られたのも一緒だけど、やっぱりあれか、駄目なものはダメなんだな。中身の問題ですか。
そう考えると、400年かけて直江が成長してあれだけの想いをもっていくことになると思うと彼はすごいよ。。
「一度は捨てた刀だった」から始まる吉祥丸話とかね…謙信公の、その「人の想い」に対する温かさ、は彼が裏切られ続けてきたからかと思うともう涙目です。このあたり姫神さまに通じる。あの謙信公もほんとに最後まで気にかけてた(じゃあ!御館まで!いてよねえええええ!!!!!)
この晴家ちゃんの「直江殺してやる」感がなかなか素晴らしいですが、いつも思うけど400年たって昭和編でわけのわからんことに直江と景虎がなった割に、江戸のあたりから晴家ちゃんと直江って仲良し…なのか???いつ頃から仲良くなったんだろ。二人とも甘いツンデレ属性だからかな。
死者であったという一点で、理解しあえる。この、絶対領分。その割り方。
その後でらぶらぶたんでむしているのは見なかったことにします。さっきまで殺し合ってただろおまえたち。
晴家ちゃんをハグする景虎様とかすごい美しい主従のあり方ですよ。でもここに長秀いないのはちょっと寂しい。どんな素敵な罵倒をくれるかと思うと。
晴家ちゃんは登場時にはこれほど悪い男(本心で)だったのに。。いつのまにあんな女の人に。
「景虎の言葉なら従うと思ったのだ」っていう景虎さまとかね。死んだ時の自分からはどんどん遠ざかっていくのだから仕方がなくても、もうどうしようもないくらいになっているのでしょう。いろんなことが遠いのだ。そして北条景広も。あの人好き。
戻れない、死者は死者でしかないとこの手で調伏したはずなのに。
400年たって彼は真の意味で上杉を捨てるのだけれど。
もうなにも愛さないと思った彼の心を400年かけて温めた直江という男の成長が眩しいですね。
どうでもいいですけどこれ読んでいる最中、奥華子さんの「手紙」がエンドレスリピートでいいところでいい歌詞歌うからガチ泣きです。