Wien 王宮 2015.2

数年前にウィーンにいった時は、はっきり言って夜行明けで死にそうでした。のでいまいちウィーンにいい思い出はない。そのあとのザルツでゆっくりしたりとかチェコは大いに楽しかった記憶があります。人間寝ないとダメだな。
というわけで寝ていないから死ぬんじゃないかなと思いつつのウィーン&ハンガリーです。
ハプスブルグのおひざ元。

空港でさすがのスピードで荷物が出てきました。お得意様へのサービスって時に尋常じゃないこと。
Schwedenplatzまで空港バスで€8。hurry!hurry!と言われながら、冗談かと思ったらマジで急いでた。すぐ閉められたしな。ドアからすぐのバス停だったことは幸運と言わざるを得ない。
Schwedenplatzの近く、Mercureに泊りました。前回はカプツィーナの近くのミニホテルだったけど、やっぱりそっちの方がいいと思う。ウィーンの市街地は栄みたいで(名古屋のな)、だからその周辺にいるほうが絶対便利です。楽だ。
到着して€10でレベルアップ、すぐお部屋へ。なにせ頭が働いてないし、すぐ部屋に入りたかったからうなづいてました。あの狭い部屋(まじでスーツケース広げられなかったわよ!!!)でレベルアップってどういうことなんだろう。
このあたりから今回の旅行で金銭に関しての自重はありませんw
でもMercureって割とちゃんとビジネスホテルに必要なものは揃っていてそれはいいと思いました。

街に出て、Demelで朝食を。普通にDemelのザッハトルテでも食べようかと思ったが、さすがに胃が受け付けなかった。。
でも2階にあがって行く途中で台所が見えるのだが、ザッハトルテ作ってるところは見れたから!!それで満足!


ウィーンの中央でDemelなだけはあり、スクランブルエッグとお茶だけで十分高いなあと思いました(€19.8)。でも美味しかった。

あとシャンデリアがベネチアのホテルにあったのと一緒だった。たぶんベネチアングラス。

さすがDemelには中国人がいなかったが、そもそもこの時点で10時なのに人がいない件について。のんびりカフェするヨーロッパ人しかいないってどういうこと??
Demelには小さいザッハトルテがなくて、それがお土産を重たくした原因かなあと思いましたw

その目の前にある王宮へ。
前回もきたのに迷うわ!シシィ博物館て絶対通らなきゃだっけ?改装工事している??途中のフランツⅡ世の像のところからは入れないんだっけ。。
前回もきたというのに見事に迷いました。王宮突き抜けたもん。
別にシシィ博物館にもう興味はないんだよ。もう行かなくてもいいし…とか言ってたのに結局入る羽目になるという。
まあいいか、この通り抜けたところはルドアルいちゃいちゃの地だ(たまにフラン君やヴァレリーたちを思い出すという)

・銀器コレクション
大量にありすぎてまったく無価値に見えるといういい例だなあと思いました。前回と同じ感想をいだくw

・シシィミュージアム
やっぱねー天愛の影響が大きいと思います。この階段をルドルフ様が上がったと考えるだけでテンションがあがる。
エリザは見ているわけですけど、別にエリザに感情移入はしないからなあ。私が踊る時はすきだ。幼いころから「死」が近くにあったエリザの、敢えて言うならたぶんそれはヴィステルスバッハの血のためと思いますが、その「死」にルドルフは連れていかれたし、エリザもやりきった(ってことなのかな)後に連れて行かれた。その位の解釈ですか。
そうやって「死」に近くにずっといて自分の意志を他の人と戦ってまで貫ける人だったかはまた別ですが、少なくともやっぱりフランツヨーゼフは妻を間違えたとは思いました。
ドイツ人ならゾフィみたいに頑張れると思った?残念!ヴィステルスバッハであってプロイセンではありません!みたいな。
しかしシシィの有名な絵の髪の毛あれどーなってんの。髪の毛前で結んでんの?斬新だね。
シシィはルドルフ様が亡くなってからは黒い喪服ばっかり着ているとかいう噂でしたが、そんなにルドルフのこと好きには見えなかったけどね。
あとやっぱりルキーニに殺されたのはどうなんだ…うちのブミと違って、銃じゃないんだから、やすり?で人が殺せるの?しかもそんな近くに寄れるのか?
普段からそういう下々の者とのふれあいが多かったのかなあ。

・王宮
フランツの仕事場はシシィの写真とかルドの写真ばっかでまじヤンデレ様…と思いましたが、よく考えたらこれはシシィの写真の置き場がなくて「まあここにおいときゃいいだろう」ってノリですね察しました。部屋自体は懸垂とかおいてる分シシィの部屋が広くて。
そうそう、シシィ結婚前夜のドレスはレプリカらしい。トートに奪われちゃった事件しか思い出せないんだけどね。

自分を信じてやってみろ たどり着く先がどこになっても今更大した違いはない

バーベンブルクの言葉はどこか全て諦観を孕んでいます。私もよく使う言葉です。「大勢に影響はない」
クラウスもやっぱりそれで動いたし、動くことはできて、でもそれで何度絶望があってもやっぱりクラウスは「出あえてよかったよ」って最後に言える気がする。

その心で感じたものから目をそらすな。「正しさ」はお前の中だけにある

そのバーベンブルクの言葉と、正しくない世の中相手に正面から向き合ってマトモでいられるわけがないというコンラートの評は同一のものでしょう。そのタチがアルフレートをアルフレートたらしめていたし、それがあるからこそルドルフ様はアルフレートを愛したように見えます。
そんな一か所にとどまれないってまじノブやん。。シドニーと出会ってよかったね…)

自分にウソがつけないで、だからいつもウソつきだ。あいつは気付いていないのかなあ。あいつが今まで一度も私との約束を守ってないってことを

最後の最後に約束だけはまもったよね…まああれを守ったと考えるかどうかは微妙だけどね…。ねえ最後に間に合ったけどそれは間に合っただけじゃないの。
間に合ったってのはルドルフ様の限界までルドルフ様の好きにさせて差し上げる(敬語が無茶苦茶)ってことだったのかしら。一緒に走りたいアルフレートは第3部になってからは確かに一緒に走っていたわ。
(それって直江じゃないの…)

私は最期眠っていく人が好きです。眠らせてあげられる人が好き。
まあ…高耶さんも直江の胸の中で安らかに眠ったことだし(これに関してはやっぱりハッピーエンドだと思っている。悲しまない直江が哀しいわけじゃない)。
謙信公も「あなたはもう眠っていいのに、眠らせてあげるのに」ってテンちゃんに言われたくらい頑張ってた。
もしも願い一つだけ叶うなら、君のそばで眠らせて。そのbeautiful worldは、ケイゾク続編を思い出します。
バーベンブルク様は、彼にとってのルドルフの関係の方が大きい気がする。彼とアルフレートの関係は既に理解者の域だった。もうアルフレートはやつを許してしまっている。
お前の罪は私が許すって言ってもらえるのが、ちょっと遅かっただけな気もするけど。