一角獣のいる庭

 

一角獣のいる庭 (カドカワ銀のさじシリーズ)

一角獣のいる庭 (カドカワ銀のさじシリーズ)

  • 作者:篠原 美季
  • 発売日: 2011/12/23
  • メディア: 単行本
 

 

英国妖異譚を女子校にしたらこうなるんだなという話。英国第一話はこうしてみるとなかなかの話でした。
登場人物が少ないのでまあだいたいこの人が黒幕だとはわかるんですが、私としては意外だったのがアベマリとさやちゃんが御印籠よろしく出てくるかと思ったからです。そうでもなかったぜ。
途中までアベマリちゃんとかお茶飲ませてたし、こういうアシュレイタイプだから何かしてくれるかなーと期待したけど、よく考えれば最初アシュレイもただの愉快犯だったからなあ。
英国はなんだかんだと詳しい時代背景がかかれていたし、そういう意味ではパブリックスクールというのも相まっていい素材だったけど、日本だと難しいのかもしれませんね。
つかエジプトでなにがあったんだ。こえーよその超能力。
姫ちゃんも魔女にはなりえなかったけど、でも一応魔女って本物の力があったんですよね?だって魔女の話をうっかりしちゃったから死んじゃったんだもんね理人の曾祖父は。
魔女とはなんだろう。そのあたりの答えは全く出ていません。
しかしこれ…私すごい中二病と思えるようになった自分に感動してます。よかった、正常な判断力が戻ってきた私に!

女子校ってでもそこそこお嬢さん学校と思われてたって実質こんなもんだけどねとは言わないでおく。
いやあったよ?一応あったよ祈る場所だって。毎朝祈ってたけど卒業したらこんなもんだよ!男同士のかけざんとか言ってるよ!